おはようございます。茨城のひのきです。
アメトピ掲載していただいたようですね。
これで2回目かな。たくさんの方に見てもらえるのはうれしい限りですね。
今日は先日社長からぶっこまれた軒の出の話。
社長「ひのきさん、軒の出は標準は450mmなんですがそれでいいですか?」
ひのき「いいですよ。軒は勾配軒天で木目調の軒天材使えればOKです」
軒天には勾配軒天と水平軒天があって、ひのきは以前よりスタイリッシュな勾配軒天を希望していました。下図上が勾配軒天、下が水平軒天。
微妙な違いですが、ひのきの感覚的には勾配軒天がかっこいい。
まぁ、その反面、水平軒天とは違い、構造上、上からの加重に弱かったりするので、屋根材が瓦だったりすると、屋根材の荷重に耐えられなかったりするのですが、ひのき家は屋根材はガルバなので大丈夫なはず。
社長「実は確認し忘れていたことがありまして」
ひのき「ほう?」
社長「ひのき家の仕様だと、外壁の厚さが通常より厚くなってるので軒の出が見た目上、かなり少なくなりますけどいいですか?」
ひのき「あっ!」
実はひのき家は、スズモクのプレミアム仕様よりいろいろ仕様変更してる関係上、外壁の厚さがかなり厚いのです。超盲点でした
ひのき「申し訳ないですけど、どういう見た目になるか、3D図にしてもらっていいですか?」
社長「わかりました。こんな感じになります」
ひのき「これほぼ軒ゼロ住宅ですね。」
社長「ゼロ・・・ではないですけど、少ないですね」
軒の出は意外と重要で、軒の出が少ないのはスタイリッシュな反面、雨漏りのリスクや外壁の傷みや汚れにつながります。最近建築雑誌にも取り上げられましたね。
ひのきの美的感覚的には軒ゼロはあまりかっこいいと思えなかったのと、雨漏りリスク回避を優先したかったのです。
ひのき「もう150mm軒の出を足すとどんな見た目になります?」
社長「こんな感じですね。でも屋根面積が増えるのでその分は追加になっちゃいますね」
上が軒の出+150mm、下がもともとの軒の出
うん、上だな。
下だと勾配軒天の意味がない。
ひのき「じゃぁ、軒の出は追。。。」
ひのき妻「じー」
ぐはぁ我が家の財務省の視線が痛い
しかし、ひのき妻の性格は把握している!こういう時はリスクで攻めると納得してくれるはず!
ひのき「もともとの軒の出だと雨漏りリスク的にかなり厳しいのでは・・・?」
社長「一応実質外壁から300mmは確保できてるので、一般的に300mmあれば雨漏りリスクは少ないといわれていますね」
ダメなんだよ社長!そんな答えは今求めていないんだよぅぅ!
確かにそんな記事も見たことあるけどさぁ!
ひのき「うーん。。。。」
そこそこの追加額だし、性能面で問題がないなら。。。いやしかしこの見た目は。。。。
悩むこと10数分。。。。
ひのき妻「仕方ないなぁ。こういうのひのきは絶対悩むし、やらなかったら完成した家を見てこうしておけばよかったって思うんでしょ?軒の出追加していいからその分がんばって働いてください」
ひのき「よしっしゃぁ!」
というわけで、事なきを得ました。
まぁまたお金がかかりましたが。。。
いやはや、雨漏りリスク的に軒の出は重要だとわかってはいたものの、壁厚さで足元をすくわれるとは。。。
壁厚さの仕様変更がこんなところで痛手になるとは思いませんでした。
まぁほんとのところを言うと、+450mmくらいいきたかったんですが怖くて言い出せませんでした!