1日の日経平均株価は前週末比566.35円(-1.40%)安の3万9803.09円と反落し取引を終了した。東証プライムの値上がり銘柄数は287、値下がりは1330、変わらずは34と、値下がり銘柄の割合は80%を超えた。

 日経平均マイナス寄与度は124.55円の押し下げで東エレク <8035>がトップ。以下、アドテスト <6857>が88.4円、信越化 <4063>が37.92円、SBG <9984>が25.89円、トヨタ <7203>が25.01円と並んだ。

 プラス寄与度トップはファナック <6954>で、日経平均を19.29円押し上げ。次いでダイキン <6367>が13.40円、オムロン <6645>が6.77円、SMC <6273>が6.34円、安川電 <6506>が5.00円と続いた。

 業種別では33業種中32業種が下落し、上昇はゴム製品の1業種のみ。値下がり1位は石油・石炭で、以下、証券・商品、その他金融、輸送用機器、銀行、電気・ガスが並んだ。
 

 

1日の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲に利益確定の売りが表面化し日経平均は大幅反落。フシ目の4万円大台を割り込んだ。

 大引けの日経平均株価は前営業日比566円35銭安の3万9803円09銭と大幅反落。プライム市場の売買高概算は18億9505万株、売買代金概算は4兆6442億円。値上がり銘柄数は287、対して値下がり銘柄数は1331、変わらずは34銘柄だった。

 新年度入りとなったきょうの東京市場は、寄り付きは高く始まったものの、その後は急速に値を崩す展開となった。前場に日経平均は600円を超える下げとなり、後場はいったん下げ渋る動きをみせたが、買いは続かず取引終盤は再び売りに押される地合いだった。前週末の欧米株市場がグッドフライデーの祝日に伴い休場だったことから、手掛かり材料に乏しく、新年度入りで国内機関投資家とみられる益出し売りが観測され、全体相場を押し下げる格好に。前週末までやや過熱気味に買われていたこともあって、利食い急ぎの動きが表面化し、フシ目の4万円大台を下回って着地した。終値で4万円台を割り込んだのは3月18日以来2週間ぶりとなる。値下がり銘柄数は1300を上回り、プライム市場全体の80%に及んだ。

 個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920>が売られたほか、ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置主力株が軒並み安、トヨタ自動車<7203>の下げが目立ち、三菱重工業<7011>も下値を探った。東京電力ホールディングス<9501>が大きく利食われ、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクの下げも目立つ。豊田自動織機<6201>が急落、フィックスターズ<3687>も大幅安を強いられた。参天製薬<4536>なども大きく下落した。

 半面、三井E&S<7003>が頑強な値動き、楽天グループ<4755>は地合い悪のなか5日ぶりに切り返した。キーエンス<6861>、ダイキン工業<6367>など買いが優勢、SMC<6273>も強さを発揮した。Orchestra Holdings<6533>が急騰、イーレックス<9517>も値を飛ばした。シチズン時計<7762>、カシオ計算機<6952>なども大幅高。