みなさん、こんにちは。

スクールIE東船橋校の室長をしております、村上です。

 

あっという間に5月半ばですね。

定期試験も近いこの時期なので、「テスト勉強」について

お話してみたいと思います。

 

「テスト勉強しているのに成果が出ない」

「テスト勉強でひーひー言っている」

など努力しているのに、なぜだか成果が出ないという相談を

よく受けます。

 

しかし、よく聞いてみると

お子さんの「「テスト勉強」に対する勘違い

お母さんの「うちの子がやっているテスト勉強」の勘違い

が存在する事が少なくありません。

 

ひと昔前には無かった現象です。

 

どうして、そんな事になったかというと

文部科学省が「生きる力」を学習指導要領の根幹にした際に

学校での授業も頑張るけれども、限界があるから家庭学習の

強化も図ろうという方針を打ち出しました。

 

そこで家庭学習の量を増やすために

「毎日の宿題」と「テスト前の提出物」が出されるように

なっていったわけです。

 

注目すべき点は「テスト前の提出物」です。

当然、学校の先生は学習習慣を身に着けてもらう為に

「日々の宿題」を出してくれていますし、テスト前は集中して

勉強してほしいので相当量な提出物を出してくれます。

 

「テスト前なんだから勉強しろよ」

非常に理にかなっていますよね。

 

問題なのは小学生途中までゆとり教育で育った子たちが

相手ということです。つまり、勉強について慣れていないんです。

そこで提出物が大量に出るとどうなるか

 

「面倒くさいからやりたくない」

「だけど、内申点に関わるらしい」

「とりあえず言われたところはやろう」

 

そう考える子が多いです。そうすると

「提出物を終わらせる」=「テスト勉強をした」

と勘違いしている子が出てきます。

お母さんが「勉強はやっているみたい」と思っている時間も

実は提出物を終わらせているだけかもしれません。

 

理解しよう、覚えようと思って提出物に取り組むのと終わらせようと

思って提出物に取り組むのとでは雲泥の差があります。

 

私の世代が中学生だった頃は提出物が厳しかった

記憶がありません。

ですから、思い思いにテスト勉強をしたものでした。

 

勉強時間は確保しているようでも成果が出てない場合には

お子さんに聞いてみてください。

1.テスト勉強は何をしているのか

2.提出物は何回やっているのか

 

ご相談頂くケースはワーク1回やっただけで、分からなかったところは

そのままという話が非常に多いです。

少しでも参考になれば幸いです。

 

では、今日の話はここまで。