雨の月曜日。

 
昨日は耐震診断の報告書の作成をしました。
今週はもうひとつ、耐震診断を予定しています。
 
耐震診断をすると、古い建物は
どうしてもよい結果が出ません。
耐震診断では倒壊の可能性を数値で判断します。
簡単に言えば現行基準を100点満点として、どのくらいの点数があるのか判定します。
建物の重さや耐力壁の量、劣化状況などから数字を導きます。
診断をしても直さないなら、と診断を躊躇う方もあるでしょうし、
今まで大丈夫だったのだから、問題ないだろうという気持ちも勿論ありますよね。
 
非破壊で行う一般診断は、
簡単な問診と聴診のようなものだと
お考えください。
結果が大事なのではなく、現状の把握と対策。
試算価値向上に役立てる一つのツールです。
診断事態より、どう活用するか、どんな説明を
受けるかが大切かもしれません。
 
倒壊の可能性有り、という結果は
倒壊するということでは有りません。
 
自分の命を守り、住環境を整え、
何より自己の判断で建物の資産価値を上げる時代がやってきます。
 
建物の現状を把握するひとつのツールとして
しっかりと利用して頂けたらと思います。
 
つぼくら