今年より中古住宅流通における新しい取組を始めています。
そちらはまた、改めて報告させて頂けたらと思いますが、
先行事例の視察のため、広島へ行きました。

伺った先は「住環境デザイン協会」と「住宅デザイン研究所」

阪神大震災を転機に安全で人命を奪わない建物を、
という思いから改修、耐震、インスペクションを必然として続けてきました。

その中で建物に対する悩み事への問い合わせの多さ、
購入に対する決断に至る情報の少なさを課題に感じていました。

視察先でお話をお聞きしているなかで、
これは、と思うお話をたくさんお聞きすることができ、
また同じような課題をきっきりと取組に代えている事例を拝見出来たことは、
今後の指針となりました。

帰りに見学した「旧日銀広島支店」
昭和11年築。設計者は長野宇平治。



原爆で被爆し、外観は留めたものの
内部は甚大な被害を受けました。






その中で二日後には他の金融機関も併せてここで業務を再開したというエピソードを拝見しました。







電車はま3日後に一部の区間ですが復旧したそうです。
救護の様子も綴られており、人間の罪と共に
生きる力の強靭さをまざまざと感じ、言葉を失いました。



夏の終わり。広島の地にて
様々なことを考えさせられる一日でした。

つぼくら