先日、島根短期大学のゼミで
学生さんと出雲地方の左桟瓦(大津瓦)についてお話しさせていただく機会がありました。

何年にも渡り、瓦の調査をしていらして、
また違う新鮮な着眼点に感心しきりでした。



大津瓦は左桟のいぶし瓦ですが、
こちらは最近宍道で見かけた
右桟の燻し瓦。

意東(いとう)瓦では?という
ご指摘を頂きました。

隠岐の旧布施村でも下屋根に左桟が残っていました。
海風のためか、燻しの雰囲気が違いましたが、隠岐にも左桟があるのだ、という発見。
布施村は瓦の種類が豊富だといういう印象を受けました。
また後日ブログでも報告します。

また最近松江以外の場所で少しフィールドワークしてしるので、圧倒的に赤瓦を見る機会が多くなっています。

木次











八束町


木次


大東



布施



思えばそれぞれの窯元がそれぞれの時代に瓦を焼き、しのぎを削り、様々な時代の変遷のなかで工業化の道をたどり、そのなかで衰退していくものもあった訳です。

面白くない筈が無いですよね。

瓦屋根の下で行われる営みも含めて、
興味が尽きません。

つぼくらなみ