しまね木造塾の視察研修で
大阪木材仲買会館に行った。
町に向かって円弧を描く外観。
正面は桜の木。
前身である仲買会館が建設された時に植えられたと推察される。
木材仲買会館の事務局長さんと
竹中工務店の構造担当の方からお話を伺う。
事務局長さんは設計以来からの紆余曲折を。
(サラリと話されたがこれだけの決定を事務局だけで出来るわけでなく、様々な検討が成されたのであろう。)
構造担当者からは建物の由来や構造、耐火などの基本的なコンセプトのご説明を頂く。
この時間は建物を空間やディティールで捉えるのではなく、町中の建築物として捉えることの出来る貴重な時間となった。
開放的なホールと階段。
踊り場は吊られている。
檜のスライスが挟まれた開口部。
所々に設計の遊び心が垣間見える。
緩やかにカーブを描くバルコニー。
rはいくらですか、と聞いた人も居た。
エレベーターも木質化。
柱燃焼実験サンプル。
意見交換では果たしてこれは都市「木造」なのか、というような疑問も聞かれたが、
印象的だっのはこの建物が町や景観に寄与するという役割だけでなく、この様に絶えず見学者が訪れたり、
その様な専門家の議論を呼ぶ存在ということだ。
議論を呼ぶ建物の中には往々にして一部の人には受け入れがたかったり
理解不能な建物が存在すると思う。
木材仲買会館はそんな建物ではない。
この建物を見た人は、木はいいね。
桜が綺麗だろうね、と会話を交わすだろう。
灰色の町のなかにふっと自然の息吹を感じる。
桜の存在を強く意識させられる。
木材仲買会館という性質上、そこを訪れる人は昔は限られた人だったろう。
今は違う。
使う人は何年でデッキの保守をしようか、と常に考えている。
見学者たちは討論を交わす。
それは建物が灰色の箱でなくなり、
新しい意味を持つ瞬間なのだと思う。
木質化の意味と建物が果たす役割について考えさせられる時間となった。
銘木市場「中喜」
竹中大工道具館
沢の鶴資料館
S小山
についても後程アップします…という気持ちはあります!
つぼくら
大阪木材仲買会館に行った。


町に向かって円弧を描く外観。
正面は桜の木。
前身である仲買会館が建設された時に植えられたと推察される。

木材仲買会館の事務局長さんと
竹中工務店の構造担当の方からお話を伺う。
事務局長さんは設計以来からの紆余曲折を。
(サラリと話されたがこれだけの決定を事務局だけで出来るわけでなく、様々な検討が成されたのであろう。)
構造担当者からは建物の由来や構造、耐火などの基本的なコンセプトのご説明を頂く。
この時間は建物を空間やディティールで捉えるのではなく、町中の建築物として捉えることの出来る貴重な時間となった。

開放的なホールと階段。
踊り場は吊られている。

檜のスライスが挟まれた開口部。
所々に設計の遊び心が垣間見える。

緩やかにカーブを描くバルコニー。
rはいくらですか、と聞いた人も居た。

エレベーターも木質化。



柱燃焼実験サンプル。
意見交換では果たしてこれは都市「木造」なのか、というような疑問も聞かれたが、
印象的だっのはこの建物が町や景観に寄与するという役割だけでなく、この様に絶えず見学者が訪れたり、
その様な専門家の議論を呼ぶ存在ということだ。
議論を呼ぶ建物の中には往々にして一部の人には受け入れがたかったり
理解不能な建物が存在すると思う。
木材仲買会館はそんな建物ではない。
この建物を見た人は、木はいいね。
桜が綺麗だろうね、と会話を交わすだろう。
灰色の町のなかにふっと自然の息吹を感じる。
桜の存在を強く意識させられる。
木材仲買会館という性質上、そこを訪れる人は昔は限られた人だったろう。
今は違う。
使う人は何年でデッキの保守をしようか、と常に考えている。
見学者たちは討論を交わす。
それは建物が灰色の箱でなくなり、
新しい意味を持つ瞬間なのだと思う。
木質化の意味と建物が果たす役割について考えさせられる時間となった。
銘木市場「中喜」
竹中大工道具館
沢の鶴資料館
S小山
についても後程アップします…という気持ちはあります!
つぼくら