昭和のゲーム女王のわたくし、中でもゴエモンシリーズはやりこんだ。
ゴエモン3までは完クリしたもんね♪

当時まだまだ20代、反射神経も研ぎ澄まされてた頃だ。

つか、94年ちゃあ、婚約破棄して体壊してどろどろしてた直後。
はっきり言って、スーファミくらいしか楽しみがなかった(笑)
スーパードンキーコング、ボンバーマン、クロノトリガー…
この時期のスーファミはほぼ完クリした。
あたしの人生の中で、あんなにゲームをやった時期もない。後にも先にも。

結構ゲーム音楽も好きなんだけど、特に、このゴエモンのこの曲は大好き♪
TVからモノラル録音でカセットに入れて、ウォークマンに入れて
聴いてたくらい好きだった。

今じゃあ、こうしてデジタル音源で聴けるんだから、ほんといい時代だ、
つか、あの時死んでなくてよかった、と思う理由の一つである(笑)


このゲームをやった人はわかると思うけど、
この曲が流れるのは、未来の東京の湾岸にある(らしい)工場での場面なんだよね。
背景がオレンジで、ってことは、朝日なのか夕日なのか
とにかくオレンジの光の中での無機質な工場地帯が続いていて
その中でゴエモンは小判をぶんぶん投げて敵を倒すわけだ(笑)

荒みまくっていた27歳当時、あたしにはゲームと深夜の爆走しか
ほんとに楽しみがなくて、それしか生きている実感がわかなかった。
ゴエモンは楽しいゲームなので、クリアしても何度も最初からやったけど
中でも、この工場の場面の音楽を聴くためだけに、ここばっかりやってた記憶がある。

あたしの中で、不夜城みたいなこのゲームの場面は
いつしか、眠らない夜の街にすり替わり、
たとえば、夜中に首都高をぐるぐるしてたり、工事中の台場やみなとみらいを流してたり
16号を相模原から横横にかけて走っている時などは、
いつもあたしの中でこの曲が流れていた。

その頃は、毎晩のようにどこかに行っていた。
首都高ぐるぐるに台場、有明、みなとみらい。
横須賀や走水、三浦に三崎。鎌倉に小田原。熱海、伊東まで行ったな。
ただただ走ってるだけ。しかも高速走行で。
当時は軽視庁と神奈川犬系の覆面の車種、ナンバーはほとんど把握してた(笑)
免停講習はこりごりだったもんでね。


そんなあたしも年を取り、夜中に爆走することもなくなった。
それは言い換えれば、ストレス解消の手段が増えたのかもしれないけど。
そしてゲームをすることも極端に少なくなった。
それでも、この曲はいつも、夜の湾岸を走っている時は必ず
たとえ仕事帰りであっても、自分の中では流れているのであった。

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ある年の某月某日

台場のホテルのスイートに宿泊する機会があった。
TVをつけたら日本シリーズがやっていたので、試合終了までつい見てしまった。

試合も終わって、外を見る。
♪♪勝手なひとりごと♪♪
台場の駅をこういう角度から、しかもこの時間に見る機会はなかなかない。

ぼーっと一人で夜景を見ていたら、窓にもたれて眠ってしまっていて
時計を見たら1時を過ぎていた。

なんか、もったいなくて、久しぶりに夜の道を走りたくなった。
車で来ていたので、酒も飲んでなかったし←翌日運転する予定があるときは
あたしは絶対に酒は飲まない、つか、飲めないんだヨ、とほほ(-_-;)

夜中のレインボーブリッジ
♪♪勝手なひとりごと♪♪
一昨年の震災直後はこれよりもっと暗かった。

有明JCT
♪♪勝手なひとりごと♪♪
大黒もそうだけど、こういうとこはつい撮りたくなるのよね

ゴエモンのウォーカー工場ってこういうイメージだな。つい撮ってしまった。
♪♪勝手なひとりごと♪♪
時刻は2時過ぎ。こんなところで写真撮ってるバカはあたししかいねえ。

夜の東京はいいよね、人いないし、明るいし。
♪♪勝手なひとりごと♪♪
これ、どこだか忘れちゃった(笑)日本橋か新宿かどっちか。


結局、写真を少し撮りつつ、都心を走って4時前に台場のホテルに帰った。

その間、聴いてたのはこの曲のみ(笑)
重低音でばこばこいわせて走るのは久しぶりだったから
超気持ちよかったのを覚えている♪♪


なんかね、荒んでた頃あたしを救ってくれたあのイメージを
どうしても「現実」にしておきたくて。

ウォーカー工場はやっぱり東京湾の不夜城だった、ってことを。


こういう、他の人から見たら全く無価値でどうでもいいことでも
あたしにとっては至高の時間だったわけで♪