賃貸物件の契約時に「抗菌施工」や「害虫防除」というオプションを提示されることがあります。
名前は似ていますが、実は対象も目的もまったく違うもの。
抗菌施工とは
抗菌施工は、室内の衛生環境を整えるために細菌やカビの繁殖を防ぐ施工です。
薬剤やコーティングを施すことで、臭いやカビの発生を抑える効果が期待されます。
対象は目に見えない微生物であり、入居者に「衛生的な安心感」を与えるためのものです。
害虫防除とは
害虫防除は、ゴキブリやダニ、シロアリなどの害虫を駆除・予防する施工です。
燻煙剤や薬剤散布、トラップ設置などの方法で、入居直後に害虫と遭遇するリスクを減らします。
対象は目に見える虫であり、生活環境を快適に保つためのものです。
違いのまとめ
- 抗菌施工=微生物対策(衛生)
- 害虫防除=虫対策(快適)
本来は任意で選択できるはずのオプションにもかかわらず、管理会社にも知らせず
「必須」と称して仲介会社が一方的に付加しているケースが散見されます。
抗菌施工や害虫防除といった名目の追加費用は、実質的には不動産会社側の都合による
“押し付け”であり、入居者にとっては不要かつ不透明な出費となりがちです。
「安心のため」といった建前の裏には、業者側の利益確保という本音が見え隠れしており、
賃貸契約の現場では“ぼったくり”と感じられても仕方のない構造が存在しています。