[東京 18日 ロイター] 午前の東京株式市場で日経平均は反発。前日終値比で

200円に近い上昇幅となった。米金融保証会社(モノライン)の格下げや欧州大手銀行


の赤字決算などで信用収縮不安は依然、強いものの、14日に発表された10─12月期


の国内GDPなどを受けて市場センチメントが改善している。


 「売られすぎの日本株を見直すきっかけとなり、海外勢からの買い戻しが入っている」


(国内証券)との声があがった。



 ただ、商いは薄く、2月4日に付けた戻り高値1万3889円の手前にきては押し返さ


れる動きの繰り返しとなった。


 前場の東証1部騰落数は、値上がり1272銘柄に対して値下がり362銘柄、変わら


ずが77銘柄。


 


 きょうは海外勢から朝方460億円規模のバスケット買いが入ったとの観測が聞かれ


た。


 市場では、GDPの結果を受けて国内経済と米国経済はデカップリングの動きとの見方


が強まり、国内株式は米国株式市場離れの動きとなっている。


 「モノラインや世界景気に対して、懸念が全くなくなったわけではないが、14日の国


内GDPは今まで売られすぎていた日本株の水準を見直すきっかけとなったようだ」(東


洋証券 シニア・ストラテジスト 児玉克彦氏)との指摘があった。


 一方、ヘッジファンドによる換金売りも2月中旬でピークを越えており、海外投資家か


らの新規マネー流入が期待できるという。




 個別銘柄では、「HD─DVD」関連事業からの撤退報道があった東芝(6502.T: 株価 , ニュース , レポート )は売買


代金首位となった。「撤退に向けた動きは経営判断の早さが買い材料になり、大幅減益の


楽天(4755.Q: 株価 , ニュース , レポート )も悪材料出尽くしでストップ高。ともに少し前の相場なら売り材料になって


いただろうが、市場のムードが変わってきている」(準大手証券)との声が上がった。


 みずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価 , ニュース , レポート )や三菱UFJフィナンシャル・グループ


(8306.T: 株価 , ニュース , レポート )などメガバンク株や、ソニー(6758.T: 株価 , ニュース , レポート )やキヤノン(7751.T: 株価 , ニュース , レポート )、トヨタ自動車


(7203.T: 株価 , ニュース , レポート )など主力輸出株のほか、コマツ(6301.T: 株価 , ニュース , レポート )も買われている。



 (ロイター日本語ニュース 石渡亜紀子記者)




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