自動車保険から始まって

普通の保険の研究中で~す あせる



年齢が上がるから急いだ方がいい?


「誕生日はまだ先なのに年齢が上がると聞きました。保険料が上がるので見直しを勧められています」という会社員の33歳 のAさん。会社に出入りしている営業レディーから保険に加入したそうです。現在は1月で、Aさんの誕生日が8月8日なので34歳になるのは約7か月後。な のに「早く決めてほしい」と言われているようです。これはどういうことなのでしょうか。

「満年齢方式」と「保険年齢方式」

生命保険の保険料は一般的に年齢によって違います。多くの保険で年齢が上がるほど保険料は上がります。つまり、見直しを検討しているのであれば、年齢が上がる前の方が保険料は安くすむのでオススメです。ただし、Aさんがこのまま決めるかどうかは検討が必要です。

実は年齢を計算する方法には大きく分けて「満年齢方式」と「保険年齢方式」の2種類があります。

「満年齢方式」は文字通り誕生日以降に年齢が切り替わります。カタカナ生保や損保系生保のほとんどがこの満年齢方式を取っています。これらの生保で加入す るのであれば誕生日の前日までに手続きを完了すればいいのです。ちなみにAさんの誕生日は8月8日ですから、33歳で加入するには前日の8月7日までに手 続きを完了すればOKです。

33歳→ →34歳

誕生日(8月8日)

こうした満年齢方式を取っている保険会社でも、誕生日までとはいかない例外の保険もあるので注意が必要です。例外の保険は「変額終身保険」や「積立利率変 動型終身保険」。これらは誕生月の前月末日までに手続きを完了しなくてはならない場合が一般的です。Aさんがこれらの保険に33歳で加入しようとすると、 7月31日までに手続きを完了すればOKです。

次に「保険年齢方式」では、次のようなルールで契約年齢を計算します。まず、満年齢を計算し、1年未満の端数が6か月超ならば切り上げて1歳足されます。 つまり、誕生日の半年前に、保険の年齢が上がってしまうのです。つまり2月7日までに手続きを完了しなければ34歳での契約となってしまいます。こうした 保険年齢方式を取っている会社の多くは国内大手生保です。

33歳→ →34歳

半年前(2月8日) 誕生日(8月8日)

Aさんの加入している会社は「保険年齢方式」のようですね。だから、誕生日の半年前までに手続きをするように急がされているのです。

どうしても現在の保険会社で見直しをしたいのであれば早く手続きをした方がよいでしょう。でも、ほかにも保険会社はたくさんあります。カタカナ生保や損保 系生保でも見直しはできます。焦って見直しをするより、しっかりと資料を集めじっくりと比較検討して見直しした方がメリットは大きいでしょう。



リアルタイム 世界株価  


にほんブログ村 先物取引ブログ 日経225先物へ   ファイブスタイル ブログランキング


FC2 Blog Ranking

人気blogランキングへ