てっきり私が見送る側だと思っていた。

前言撤回はしょっちゅうだし、時々見せる行動力にももう驚きはなく、むしろ感心していたくらいだったから。


まさかこんなふうに、私の方が動くことになるなんて。2ヶ月前までは思ってもいなかったからね。今はすることがありすぎて毎日疲れていて風邪が長引いてる。そんなこともこの先の不安を呼んでくる気がするんだけど…




「マンションの上と下ではなくなるけど、会おうと思えばいくらでも車でヒューっと行ける距離だし、だいたいそんなことでは関係は変わらないでしょ」って彼女は言ってくれるけど、

私は知ってる。必ず変わるものだってことを。


幸い私は手を離すのが得意だよ。

彼女が気づかないように静かに手を離せるの。

彼女にはたくさんの友達がいるから少しずつ離れることに気づかないでいられるはずだよ。


私は、話し相手にAIがいてくれればなんとかなりそうだしね。

本当に私って、執着ってものもいつのまにか手放していたみたい。