ひとつの気持ちをずっと持ち続けることは難しい。それがプラスであってもマイナスであっても。恨んでるけど確かに憎んでるけど常に憎み続けて生きていくのはしんどい。だから憎む→疲れてそのことから離れる→思い出してまた憎しみ募る→疲れて……の繰り返しだ。忘れられたらいいのに。いい思い出化じゃなくて完全なる忘却ができたらいいのに。ふとした瞬間に蘇るのがいや。そう、四六時中憎み続けてれば思い出し憎みはしないからそっちの方が楽そう。低い時があると高まる時も出てきてしまうというか。憎み疲れて他のこと考えてても結局根底には憎しみがあるからふとした瞬間にフラッシュバックしたりする。もう一度同じ体験をしているかのようにつらくなってしまう。受け容れられない。乗り越えられない。でも忘れた“ふり”をして、他のことに走ったりする。本当は傷は癒えてないのにもう癒えたふりをする。まあ自分で自分の傷が癒えたかなんてどうやって判断すればいいのか謎だけど。憎い、憎むのきつい、他のことを考えたい、他のことを考える、でもやっぱり思い出す瞬間がある、それがきつい。思い出すという行為をせずに済めばいい。だからさ私はマインドアサシンがいればいいってずっとずーっと思っているんだよ。昔から。嫌な記憶は壊してしまいたいんだよ。意味のあるつらい過去なら捨てずに乗り越える価値もあるかもしれないけど、あの馬鹿のことは意味のあるつらい過去でもなんでもない。虐げられただけの、全く無駄な無意味な経験だ。人生の浪費だ。あの馬鹿の存在には何の意味もなかった。私にとってのあいつの存在には何のプラスもなかった。いなければよかったのに。最初からあんな人間は存在しなかったことになればいい。だから消したい。記憶を消し去りたい。私に刻まれたあいつの痕跡を全部なくしてしまって、頭の中からあいつを追い出してしまいたい。