今年のゴールデンウィークは、初夏のようなお天気に恵まれてきましたが、

いかがお過ごしでしょうか?

 

生命力がみなぎる季節となりました。

 

皆様方に良いことが起きますように。

 

 

なお、現時点では、アメーバ―会員様限定のブログは発信していないため、

その申請受付も見合わせていただいておりますことを、ご了承願います。

 

 

しばらくぶりのブログとなりましたが、今回から、

癌患者さんの精神心理面とその対策に焦点をあてまして、

特に癌の自然退縮に関与する事項につきまして記載しました論文を中心に、

新しい知見も織り交ぜながら、ご紹介させていただきます。

 

 

心理的な治癒が癌の自然退縮に先行する!

 

という報告があります。(Med J Aust 1983;1(12):583-4

 

癌の治療におきましても、精神心理状態の改善はとても重要です。

 

 

 

精神心理状態が癌に及ぼす影響

 

精神心理状態は、

1 中枢神経系(脳や脊髄)、

2 ホルモン産生を担う内分泌臓器(脳下垂体、副腎、甲状腺など)、

3 免疫反応、

に相互作用を生じる結果、癌を含む様々な疾患の発症や経過に影響を与えます。

Schweiz Rundsch Med Prax 1989;78(13):362-7

 

 

精神心理状態が、

癌の発症や再発、予後に関与することを示唆する報告が多数あります。

Clin Psychol Rev 2004;24(3):315-38Psychooncology 2004;13(3):199-210

 Semin Clin Neuropsychiatry 2001;6(4):277-94

 Psychooncology 2013;22(9):1919-29Cancer Surv 1987;6(3):439-53