復習の重要性 | 8-hour workdays

8-hour workdays

音楽を中心に、気ままにブツブツ

オリンピックもワクチンも

得心が行かないことばかり、

こんな時だからこそ、

自分も社会に向けて、

声高にメッセージを

発信すべきだと思った。

 

巷ではコロナを利用した

闇の勢力による支配や

皆既月食とスーパームーンによる

次元上昇など、世界の大きな変容が

次々と暴かれようとしている。

 

いまこそ書くべきではないのか?

 

自問自答は続く。

そしてついにPCを立ち上げ、

書くことを決めた。

 

今朝のおっさんのエピソードを。

 

週末、いつもの定食屋に

朝定を食べに向かった。

その店には、入口を入ってすぐの場所に

タッチパネル式の食券購入機が

2台置かれていた。

 

いつもドアに向かって

左側の食券機を使用していたが、

その日はすでに、赤いメガネをかけた

60ぐらいのおっさんが使っていた。

何気なく見ると、何やらブツブツ言いながら、

食券機と格闘している様子だった。

 

自分は助けることもなく、

決まり切った朝定の食券を買って、

いつもの場所に座った。

 

すぐに女性店長が、

水を持ってくると同時に

券を回収し厨房に向かった。

 

そのおっさんはまだ

食券機とタイマンを張っていた。

 

「お待たせしました、朝定食になります」

 

何も変わらない週末だった。

 

「あーーー!!」

 

突如おっさんが、声を荒げ、

自分と背中合わせに座った。

 

店員があわててやってきた。

 

「あれは、ミニうどんが買えないのか!

 何度やっても朝定のパネルに現れない」

 

「いえ、買えないことはないですけど」

 

「現に買えてないんだよ!」

 

自分はご飯の上で、

半熟の目玉焼きを崩していた。

 

2人は食券機の方に向かった。

 

「・・・だから、これだろ、ボタン、・・買えないだろ」

 

断片的にやり取りが聞こえた。

 

実際は買えるのだ。

 

うどんではなかったが、

自分はミニそばを

朝定に付けたことがある。

 

「1枚発見します!」

 

発券機のボイスが店内に響いた。

 

「おかしいなあ~、できなかったんだよな。

 何回やっても。このボタンをさ・・・」

 

男は、言い訳を並べ続けた。

 

「すぐにお作ります」

 

そう言って店長は、厨房に向かった。

男は自分の後ろに再び座ったが、

何か思うことがあったのか、

また席を立って、発券機の方に向かった。

 

”まだ何か買うのか?”

 

自分は気になり始めていた。

 

男は発券機の前でタッチパネルを

操作していた。

ふと、そちらに目をやると

男はミニうどんの画面を

呼び出していた。

 

そして、キャンセルした。

 

なんと、

 

男は復習していたのだ。

 

そのタッチパネルの操作を忘れないうちに、

感触と温もりが残っている間に、

繰り返しおさらいをしたのだ

よっぽど悔しかったのだろう。

実際難しいところは

何もないはずなのに

 

男は納得すると、

店員が定食を持ってくる前に

大急ぎで席に戻ってきた。

こんな光景を見られたら、

またプライドがずたずたになる。

そのファッションを先取りした、

赤いフレームのメガネが、

同年代のおっさんとは

一緒にしないでくれと主張する

赤いメガネが、

うつけ者の象徴になってしまう。

 

「お待たせしました。

 朝定食とミニうどんになります」

 

男の前に努力の結晶が置かれた。

 

今世の中は、

激動の時代を迎えている。

 

そして今、その一つが解決され、

平和に近づいた。

 

これならオリンピックもできそうだ。