6月最初の週末は「#DSPM旅行部 佐賀編 Supported by ANA あきんど」でした。ANAとディアステージの共同企画によるフルパッケージツアーは従来から頻回開催されていますが、今回はユニット横断的に旅行好きなメンバーを集めて開催されている点が新要素となります。

 

東京から飛行機で現地入りし、一泊二日で観光しつつ地元の旨いものを食べつつライブも楽しむ構成となっており、大まかな予定は次の通り。
初日:羽田集合・佐賀空港到着・空港施設を見学・佐賀市内のミュージアム鑑賞・ライブと特典会
二日目:玄界灘で海中散歩・呼子イカを賞味・唐津城見学・曳山鑑賞・佐賀空港にて解散式・羽田へ帰還

往路のスタート地点となる羽田空港での受付は朝6時。都内からでも結構な早起きとなります。団体カウンターには大勢の参加者が列を成し、参加者の証となる名札とこの後使う特典券を受け取ります。全員が同じ便となり、0730フライトに乗って0925に到着。事前に通知のあった号車番号別に整列して点呼を取ります。団体行動そのものでもあり、大人の修学旅行といった風情です。
全員の到着を確認すると、空港の建物を出て制限エリアへ。民間人は立ち入りできないように柵で囲われている貨物上屋の敷地へ入ります。準備が整うと重々しいシャッターが開いて屋内へ。中にはトーイングカーやトーイングトラクタをはじめとする空港特殊車両や航空機用のコンテナがずらりと並んでいます。スタッフさんの挨拶を受けて、漸くメンバーさんがご登場。反対側のシャッターが開くと、朝日に包まれたパッセンジャーステップが止まっています。まるで飛行機が横付けしたかのようにタラップを降りてご登場になり、開会のご発声を頂きます。
特典会は、希望するメンバー毎に形成される列に並んで、特殊車両をバックに写メを撮るもの。待っている間には、職員さんから車両の説明を受けることもできます。運転・操縦することはもちろんできませんが、乗り込んで写真を撮ることもでき、普段遠目からしか見ることのないディテールに触れる貴重な機会ともなりました。


一通り終わってメンバーさんを見送ると、バスに分乗して佐賀市街へ。遠足でそうするように、参加者は3台・メンバーさんとスタッフさんは1台の合計4台での移動です。2ヶ所目はバルーンミュージアムの見学となります。現地に到着すると入場チケットが渡され、ロビーに集合。ここでも希望するメンバー毎の班分けとなり、そのメンバーさんを先頭として入場。アジア最大級のバルーン大会「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」を開いていることから熱気球の街として知られており‘天気に左右されず’‘いつでも’バルーンを体感できる日本初のミュージアムとして開設され、気球の歴史や構造・世界各地で開催される競技を紹介する構成となっています。資料展示ありゲームありクイズあり対戦ありと、班長となるメンバーさんに導かれて順路を辿ります。お土産処も併設されており、お揃いの品を求める参加者もあればお気に入りの品を求める参加者も居られます。

 

続いては宿へ向かうのですが、この時点で1300過ぎ。チェックインは1500以降となるため、荷物を預けた後は自由行動となります。ライブの前物販が1400開始となるので、軽く昼食を摂って会場へ。GEILS(ガイルズ)と呼ばれるこの箱は、アニメ「ゾンビランドサガ」におけるユニットフランシュシュがライブを行った場所でもあります。
定刻となり、本日最後の催しとなるライブパートが始まります。全員によるコラボあり、ユニットを超えた楽曲やソロ歌唱もあり、普段では中々見ることのできない組み合わせであり曲目となったことも受けて、界隈を問わず熱気あふれるひと時ともなりました。Chu♡Chu♡、トライアングル・ドリーマーのガチ恋口上で声が枯れそうになった事も、OGと共に送るでんぱせいばぁ☆も、この機会ならでは。

キラキラチューン/全員
MC それぞれ紹介、力を合わせたセトリ
まもなく、でんぱ組.incが離陸致します♡/おでんぱ
とめどない潮騒に僕たちは何を歌うだろうか/アルカナ
サマーとはキミと私なりっ!!/お虹
ミモザ/うさ
ツムグ/りこ
新月のダ・カーポ/りさ
Chu♡Chu♡/あお
MC ソロちゃんず振返から全員集合、ANAゲストイン
MC お土産抽選会
ベイビー♡ベイビー/もえぺろあおうさピン
ゴーストルール/りさうさ
少女レイ/りさうさりこあお・踊りピン
LOVE麺恋味やわめ/ぺろもえりこ
アイレ/もえりこうさあおりさ
でんぱせいばぁ☆/りさぺろあおピン
MC チーム佐賀楽しい、ここは聖地
ゾンビランドDEMPA!!/全員
トライアングル・ドリーマー/全員

とりわけ前述のフランシュシュは、かつておでんぱとコラボ楽曲をリリースした経緯がありましたが、現体制では披露されることがなかった作品です。佐賀を訪れる企画であり、かつ聖地でもあるライブハウスを舞台とすることから再び日の目を見るに至りました。
熱狂のひと時が終わった特典会で思い思いに感想を伝えると18時過ぎ。外はまだ明るい時期ですが、初日の予定は完了となります。自由行動として、市内各所で反省会が開かれり、地元グルメに舌鼓を打ったり、ゾンサガ聖地巡礼に興じたりと思い思いの夜を過ごしたと聞いております。

 


二日目もこれまた早起きが求められ、0800に出発となります。朝食も身支度もチェックアウトも勿論込みですので、前日に深く飲むと大変なことに。
号車ごとに乗り込んだバスは佐賀市内を出て一路北上。名護屋城跡を通過して波戸岬へ到着します。ここでの目的地は玄海海中展望塔。水中散歩とプロジェクションマッピングを楽しむことのできる施設で、他にもフォトスポットがあったり壷焼きの食べられる売店があったりします。ここでは7人のメンバーを3つに分けて、グループごとに時間を区切って展望塔・記念写真・壷焼きを交代制で巡ることとなりました。引率となる各メンバー毎に、着目するところも楽しみ方もいろいろだったようです。

 

続いては呼子へ。名護屋浦を渡って玄海いか舟処 海舟さんへ。お座敷を取ってあるところやご一行様の看板が掲出されるところがいかにも団体旅行の風情があって良いものですし、海を眺めながら頂く活き造りと天ぷらのイカコースは絶品でした。座席はメンバーごと及び箱推しからなるグループ分けが既になされており、申込み時に推しを指定した意味がようやく分かりました。
続いては唐津城へ。昭和後期に文化観光施設として立てられた天守閣が高台に位置しており、市街地や虹ノ松原を見下ろすスポットとなります。お城のガイドさんによる説明を受けて石段をあがることしばし本丸広場に到着すると、スペシャルゲストのキャラさん唐ワンくんがお出迎えなさいます。さすが唐津城のマスコット。城内へはメンバー毎の班行動により潜入しますが、いかんせん全体の人数が多いので、あっという間に制圧してしまえます。とはいえ、外に出て唐ワンくんと遊んだりもできるので、窮屈さはさほど感じません。

 

石段を降りてバスに戻ると、本日最後の観光スポットである曳山展示場と唐津市ふるさと会館アルピノへ。唐津神社の秋季例大祭である唐津くんちで巡行される山鉾14基が格納されている様子を見学し、隣接する会館でお土産を購入する流れとなりますが、先ほど分かれたはずの唐ワンくんと再会。バスを追ってついてきてくださったそうで、顔ハメの補助やお土産コーナーのお手伝いなどご活躍でした。

 

予定していたスポットめぐりを完遂し、一路佐賀空港へ南下します。予定よりも30分ほど推していましたが、結果として行って来いとなりました。現地は快晴でしたが、羽田周辺が荒天に見舞われていた結果、機材繰りに影響してしまいフライトが約1時間ディレイとなりました。おかげで予定していた解散式も無事に完了。楽しかった二日間を振り返るお言葉を書くメンバーから頂いて、号車ごとに記念写真を撮ったうえでお見送りもしてもらって解散となりましたが、さらにお茶するだけの余裕が生まれています。羽田に到着した頃には雨も上がって、恙無く旅を終えました。

 

レアな構成のライブを楽しむことができただけでもお得感があるところです。さらに、通常の遠征では得がたい体験ができたことは、ひとえにスタッフさんのご尽力の賜物です。佐賀空港出発カウンターで見つけた良い言葉を添えて


文責 えふ