染める

作詞作曲∶ゆゆとまごはん・井出拓海



透明な嘘さえも言えちゃうものなの? 

勿体無いよいっそ
拾い集めていたいの

いつか何もかも
消えちゃうものなの? 

イメージせずとも怖いよ 

忘れたくない体温 

もしもに託せたら運命線逆らって 

褪せない夢を見せて 

染める


季節の影すら君がため 

音にならずに浮き上がる 

気まぐれたフリのいつかの茜空 

ほら途方にくれて想い馳せた 

ああ黄昏に閉じ込めて 


不甲斐ない昨日も忘れるものなの? 

壊れてしまった破片が
刺さったままなの 

愛せそうにない明日も変わらずやってくるの? 

それじゃバイバイまたね

飽き飽きしてしまうよな 

36.5°くらいの抜け殻を残して 

枯れない雫になって 

染める 


香りの記憶すら君あざみ 

輝きもせず吹き抜ける 

気が知れたようなフリした羊雲 

もう此処にはあらず霞んでいく

ああ憧れにしたまま 


麗らかな日差しも 

波のさざめきも 

舞い散る木の葉も 

凍てつく宵の先も 

染める


季節の影すら君がため 

音にならずに浮き上がる 

気まぐれたフリのいつかの茜空 

ほら途方にくれて想い馳せた 

ああ黄昏に閉じ込めて 


ああ憧れにしたまま






文責∶アゲ太郎