Silly°Honey「終幕」
 
2022/10/1 新宿のHEISTにて
Silly°Honeyの活動が終了しました。
 
結成時のオリジナルメンバーはおらず、グループの形態としては3章というところでしたが
頻度はともかく初期から解散まで見てきたヲタクが最後のアトラクションに乗って来た報告と個人の想いを少し。
 
 
 
 
チケットの完売アナウンスは流れなかったものの会場はかなりの人が駆けつけていました。
普段は写真撮影OKな現場ですが最後なので最前と撮影ゾーンと一般の区分けがありました。
 
場所を見た感じ撮影ゾーンは最後方だったので、スマホではロクな写真も撮れないと思いながらも撮影チケットを購入しました。
結論から言うとずっと真ん中にいて1枚も撮れませんでした。
でも元からそうなるだろうなと思っていたので後悔はありません。
 
 
 
セトリです 

 

 
 
もちろん持ち曲は全て披露。
事前にカバーもやるよと言っていたので過去に披露した何かかなと思っていたら
サンリオ(メッセージ性高い)とミュージカルメドレー。
 
 
 
最後まで「らしさ」が溢れました。
長いシリハニの中でもこの4人だから出来るアトラクションでした。
 
ミュージカル専攻って歌もさることながら役者やパフォーマーの意識が強いのでアイドルになるよりも舞台だったりテーマパークのダンサーだったりのイメージがあります。
そんな中アイドルを選んだある意味で変わり者の4人が集まったことは小さな奇跡だと思いますし、そのルーツを如何なく提示してくれたミュージカルメドレーでした。
 
さっきまでと同じ人たちとは思えない表情、立ち居振る舞い、声。
すごく良い。
今後メンバーはどういう活動をしていくか分かりませんが、ここが最初に志した物なんだなと強く思わせてくれました。感動しました。
 

 
鈴丸ってしっかりしてるけど変わり者って印象はあって、その鈴丸がいちみるをやっていたから羽根と七星もアイドル界に入ったと、変わり者になれたんだと、思っています。まだ鈴丸が加入前の5人だった頃、いつだかの特典会でうれしそうに二人して「鈴丸も学校一緒なんだよ!」って話してくれたのを覚えています。
 
対バンがあって、生誕に呼んで、サポートメンバーになって。
先にアイドルを始めた鈴丸を今度は羽根と七星が呼びこんだ形。
これはすごく良い流れだったなと思います。
良い意味で締まりました。
 
枢木っていつからいたの?っていうくらいに自然に馴染んでて、ずっといる気持ちになっていました。この人のグループのムードを作っていくところとか、歌の実力とか欠かせない人だなと。
どういう流れでシリハニに入ったかって聞いたこと無かったけど偶然なのか、選ばれたのかミュージカル畑で固まってくれたのは本当に良かったですね。
 
おかげでこの素晴らしいメドレーが見られたわけですし。
しかし、ウェディングドレス綺麗でした。
 

 
持ち曲はいつも通り元気に楽しく。
最後の配信でもコメントしたのですが「DISTANCE」を笑顔で成立させられるのがこのメンバーのキャラクターだなと思います。
 
フロアも良かったです。
前身と言って良いparfaitからのヲタクたち。
オリメンが抜けてしまってからのヲタクたち。
全員で気持ちの限りに声が出てました。
 
ライブなんてお互いの気持ちをぶつける場所だって思ってるので
知ってようがなかろうがどんどん前にヲタク放り込みました。
申し訳ないです。
VIP買ってた人には迷惑行為かもしれませんが、最後の最後なんでご理解ください。
何ならもっとぶっこんで来てもらっても良かったまであります。
 

 
アンコールまで取っておいた
「ハッピーエンドロール」
これがこのライブの、シリハニとしての最後のメッセージかなと思っています。
 
遊園地をコンセプトにしたグループならば普通は「閉園」だと思うんです。
でもライブタイトルは「終幕」でした。
 
「きっと幕を下ろすのは容易くて」という歌詞があります。
ライブの発表からずっとここになぞらえているのかなと思っていました。
 
失礼な言い方にはなりますが、日々の動員数や活動の広がり方、メンバーの年齢、やりたいこと、七星の病気などを総合的に考えたらもっと早く終わりを考えてもおかしくなかったはずです。
それでもやってて楽しいと思ってくれて、ヲタクのことを第一に考えてくれて、簡単には幕を下ろさずにここまで続けてくれたことを想像したらグッと来てしまいました。
 
そして何より
「それで終わらせたりはしない ハッピーエンドロール」
ここを強く伝えたかったと思います。
シリハニという形としては終わりになってしまうけど、その先にも個々に物語は続いていくという宣言。
 
感情がごちゃごちゃで特典会でちゃんと話ができなかったのですが、七星は
「まだアイドル辞めないからね」
って言い切ってくれました。
演劇の道でもアイドルでも関わった人はずっと応援していくのは個人的なポリシーですが、アイドルだと行きやすさはあるかなと思います。
 
物語は自分で書いたらただの日記なので、ヲタクが盛り上げて物語を綴っていくぞという思いです。
 

 
言いたいことも沢山あったし、聞きたいことも沢山ありました。
でも囲みチェキを撮った時に無理になっちゃって泣いてしまって何にも話せなかったし聞こえなかった。
 
 
今まで楽しいステージをありがとう。一旦お疲れ様でした。これからもよろしく。
これだけ伝えておけばは間違いないですかね。
 
メンバー、曲、実力、運営、ヲタク
これだけ揃ってても終わってしまうからアイドルは難しい。
仲良くしてくれたからとかではなく
ヲタクのことを見てくれるグループだから大好きでした。
 
最後までチェキ券1,000円ですよ。
すごすぎるでしょ。
 
 
 

 
ひょんなことでオフ会に参加して
ガラの悪いヲタクたちと出会って泥酔して
松戸競輪で泥酔して
推しが卒業して泥酔して
箱推しになって泥酔して????
 
3年のうちに数え切れるほどしかライブには行けてないと思います。
それでもこんなに関わったなーと思えるグループは無いです。
 
どの時代も本当に楽しかった。
その時その時の良さがありました。
 
工藤聖奈、小野寺萌、日下部莉音、芽利、五十嵐彩伽
過去のメンバーも本当に好きだったし運営の伊佐さんがいたからここまで続いたし、観てこれたと思います。
関係者本当にお疲れ様でした。
 
 
 
 
 
 
現場にいないし、いても人見知りだから全然知られてないヲタクでしたが
現場のヲタクも受け入れてくれてありがとうございました。
楽しい3年でした。また違う現場でも遊びましょう。
 
 
 

ハッピーエンドロール

 

ずっと覚めないから正夢

昨日の私に贈る餞

灯り消えたあと

音が止まったあと

それで終わらせたりはしない

まだ先で待つエンド

 

22時過ぎのアナウンスの直後

消灯したイルミネーション

雑踏はすぐに消し飛ぶ

コーヒーカップ独り占め

一切しない制限

誰にも手出しさせないよ

 

描いたものは手に入れるわ

ここは貸切の私のパラレルワールド

そんな甘くないよ

聞きたくもないよ

もうわかってる

考えてる

そう、何がしたいかも知ってる

 

ずっと覚めないから正夢

昨日の私に贈る餞

今フィナーレを飾る花火があがる

見送り違いをなぞってみてる

きっと幕下ろすのは容易くて

嫌いになってしまうほどに大好きで

灯り消えたあと

音が止まったあと

それで終わらせたりはしない

まだ先で待つエンド

探すよハッピーエンド

 

25時過ぎのエントランスの隅っこ

ミュートして不安をカット
見つめてるメリーゴーランド
同速で回るだけ
繰り返してたら負け
好き勝手も実はすごくこわいよ
 
描いたものは手に入った?
目を開いちゃったらすべて水の泡
そんなの意味ないよ
もうこれしかないの
ねぇ聞こえてる
考えてる?
じゃあ、君のために歌う
 
どこにハッピーエンド
どれならハッピーエンド
どこにハッピーエンド
決めるのは私だけ
 
ほんと馬鹿みたいだよ、こんな夢
だとして美しい欲しい明日へ
騒がしいパレード、呼ぶ声がしてる
目覚めてる場合じゃない

さぁ、踊ろう

 

ずっと覚めないから正夢

昨日の私に贈る餞

灯り消えたあと

音が止まったあと

それで終わらせたりはしない

まだ先で待つエンド

 

灯り消えたあと

音が止まったあと

それで終わらせたりはしない

ハッピーエンドロール

 
 
 
文責:アゲ太郎