メディアに登場しない日がないくらい、トップアイドルに上り詰めたAKB48。約1か月後には19枚目のシングルを歌うメンバーをじゃんけんで決める「じゃんけん選抜」が行われる。また、大阪・難波(NAMBA)に誕生するNMB48は11月にも初公演を行う予定。一方、名古屋・栄を拠点とするSKE48は先月、過去最大規模のコンサートを成功させたばかりだ。さらに躍進するグループを総合プロデューサーの秋元康氏(54)はどう見ているのか。新プロジェクトの背景、展望を語ってもらった。


 ―AKB48の「じゃんけん選抜」(9月21日・日本武道館)は、かなり驚きのイベントですが、なぜ行うことに?


「6月の選抜総選挙では、最後の大逆転(大島優子が前田敦子を抜き、1位に)があったりと、結果的にファンの皆さんの思いが反映されたと思います。ただ、ファンの中には、やはり“メディア選抜(メディアに出ているメンバー)”が有利ではないか、という思いがあると思う。AKB48というのは、ベランダに並べた鉢植えみたいなもので、日差しが差しやすい場所にあるものもあれば、少し陰になるものもある。ならば“じゃんけん”という運だけで、シャッフルしてみようと思ったんです」


 ―全員に平等にチャンスが与えられた形ですが、メンバーに与える影響は大きいのでは?


「今まで『選抜に入りたい』と思っていた子たちが、選抜の持つ責任の大きさに、刺激を受けてほしいという思いがある。逆に選抜常連組は、選抜ではないところで頑張ることの大変さを学んでほしい。そういう意味では、メンバーにとってはいい刺激になると思う」



 ―メンバー同士がけん制し合ったり、遠慮したりすることも出るのでは?


「『先輩後輩に関係なく、ガチでやれ』と指示しています。それに、じゃんけんは気の使いようもない。多分、そういうこと(けん制や遠慮)は一切なく、本当にガチで戦えると思う」



 ―全く無名の子がセンターに立つ可能性もあります。怖さもあるのではないでしょうか?


「不安や怖さはない。あるのは期待です。AKB48というのは、ドキュメンタリーなんです。すべてさらけ出して、成長を見守ってもらうのが、進化系アイドルのコンセプト。(無名な子がセンターに立つようなら)それはそれで2010年の『じゃんけん選抜メンバー』ということで面白いと思う」



 ◆24日からAKB新連載 ○…スポーツ報知では今月24日から「選抜じゃんけん大会」に向けた新連載をスタートします。参加メンバー51人にインタビューし、毎日2人ずつ紹介。これまでの人生で幸運だったエピソードや、じゃんけん対策などを語ってもらいます。メンバーの直筆サイン入りチェキ(インスタントカメラ写真)のプレゼントも。ご期待ください。

スポーツ報知より・・・

カメラ画像あり)

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