先日の「AKB総選挙」でトップに輝いたAKB48の大島優子と「WaT」のウエンツ瑛士の熱愛が多くのマスコミに報道された。
だが「ラブラブ交際」と言っておきながら、双方は友人関係を強調。所属事務所も熱愛を完全否定したため、事態はアッサリと収束。ファンの間では「一体何だったのか......」という声が上がり、AKBの新曲発売が控えていたことに加え、WaTが再始動することもあり「大々的な宣伝業務」と"ヤラせ説"がウワサされた。
そうした中、舞台裏を知る芸能プロ関係者は声をひそめて次のように明かす。
「昔ならともかく、今は熱愛が宣伝になる時代ではない。ともにアイドルだし、交際報道を流して何のメリットがあるんですか? 2人の交際はガチです。厳密に言えば、ガチだった。ツーショットを撮られていないのは、2人ともマスコミに狙われているのを知っていたから。だから交際自体はスポニチが一面で報じるほど精度の高いものでした」
だが、この話には続きがある。
「2人の交際を報じたのはスポニチとスポーツ報知。つまり、ウエンツの所属するバーニンググループと親密なことで知られる媒体です。今回の熱愛報道の裏では"芸能界のドン"と呼ばれる人物が水面下で動いていたそうです。何のために? そりゃAKB利権を狙ってのことですよ」。
あまり知られてはいないが、飛ぶ鳥を落とす勢いのAKBがコンサートやグッズで稼いだ金は、メンバー個々の所属事務所に配分されるのではなく、AKBの所属事務所に入ることになっている。
「ウハウハなのはAKBの事務所と秋元康だけ。他の事務所はメンバー単体の仕事や写真集を出版しない限り、元は取れません。こうしたAKB商法に対する批判は大きく、"芸能界のドン"もその声を耳にしていた」とは芸能プロ関係者だ。
そこでドンが仕掛けたのが今回の交際報道だ。スポーツ紙デスクは「牽制球みたいなものですよ。『そんなに儲かっているんだから、こっちにもよこせ!』というね......。事実、あの熱愛報道を受けてAKB側の関係者が考えたのは、大島の今後ではなく、芸能界の重鎮との付き合い方。これまではそこまで近しい距離ではありませんでしたから」と語る。
先日、大阪にAKBの姉妹ユニットである「NAMBA48」を作ることが発表されたが、「これも吉本興業とAKBが組んでやっている」(同)という。
勢いで上り詰めたAKBだが、いよいよ芸能界の"パワーバランス"を考えねばいけない時期にきたようだ。
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