ブログ名を「昭和アイドル研究室」と銘打っているため、あまり私的なことは書かないようにしようと思っていたのですが…。

 

最近いろいろあって、時間には余裕があるため、たまにこうしたプチ徒然草みたいな記事も上げていくかもしれません。

 

無論、メインは昭和アイドル語りです!

 

 

 

10月最後の今日の日は、祖母と実家の自室を大掃除。

 

一人暮らしの1DKルームは徹底して小奇麗にしていたのですが、長らく留守にしていたことと、何度も大掃除のチャンスを無視してきたせいで、実家のしべりあズルームは実質完全なる物置部屋。

 

買ったけれどいらなくなった家具、もらったけれど好みじゃなかった服、捨てきれなかった想い出の品などが山高く積み上げられていて、ある意味壮観でした(自尊心のために言いますが、この惨状を放っておくままにしていたのは私ですが、作りあげたのは私ではありません)。

 

おまけに帰ってきたのが久方ぶりだったため、動くたびに細やかなハウスダストがきらきら舞い上がる始末。

 

作業は難航し、結局、明日に持ち越されることに。

 

しかし、大掃除あるあるですが、作業の途中で懐かしいものをたくさん発見!

 

例えば…

 

①小さい頃自由帳に書いた絵

 

「このようなシンデレラは じつはさつじん者」

ええっと…

絵柄から、おそらく小学3年生頃の私が描いたものではないかと思うのですが、果てしない闇を感じます(笑)

何に影響されたんでしょう…。

 

他にも、何か髭を生やした紳士風の男性の絵の上に、

「ウィリアム37さい」

「よくばりでけちな男」

「ジェームズしょうかいの社長」

「ウィリアムのかぞくとよべるひと いない」

という、詳細な(しかも悲しい)設定を書き込んでいたり…

(て言うか、社長なのにそこは「ウィリアムしょうかい」じゃないのね)。

 

小学生の自由帳は、まさしく自由で面白い。

 

 

②バレエのお衣裳

小さい頃バレエを習っていたのですが、その頃舞台で着たお衣裳と再会。

素直に嬉しかったです。

 

 

ガラケーの画質じゃ伝わらないと思いますが、たとえ子供用でも、バレエのお衣裳って繊細で綺麗。

 

レースにチュール、リボンにスパンコール。

 

女の子が一途に好みそうなものを、ふんだんにあしらって。

 

贅沢な子供時代を過ごしたな、と思います。

 

両親に感謝。

 

 

③手紙

読み返してみると、小学生の頃もらったものまで取ってあったりしました。

 

特に印象深かったのは、とある女子フィギュアスケート選手からのファンレターの返事。

 

これをいただいたのは、確か高校生の頃でしたが、当時熱狂的なフィギュアオタクだった私は奇声を上げて喜び、学校でも見境なく自慢話を繰り返していました(相当うざかったと思う)。

 

フィギュアファンが私以外にいなかったため、皆清々しいほどの無反応を示していましたけれど(笑)

 

手紙って、たいていの場合、優しい言葉ばかりが書いてあるから、好き。

 

 

 

 

…まあ、他にもいろんなものが出てきたのですが、こういう想い出の片鱗って、否応が無しに、人をノスタルジーに引き込みます。

 

そういう感覚って、人にひどく優しい気持ちを湧き上がらせてくれるけれど、「何かこういうきっかけがないと、もう自分には優しい気持ちが生まれなくなってしまった」ということに気づいて、けっこう愕然とします。

 

幼い頃は、多分こういうはずみやきっかけがなくても、自分の中に持っているものだった気がするのですが。優しさって。

 

湧き上がるものでも、生まれるものでもなくて、もともとあるものでした。

心臓みたいに。

 

秋の日は、気候のせいもあってか、人を切なくさせがち。

 

嫌いじゃないけど、ひどく年取ったみたいで、変な心地。