日曜の9時に起きて、何をするでもなくセブンカフェで150円のラテを買ってオフィスビルのテラス席で雑誌を見たり、夫婦で話をしてのんびりしてから帰宅して、3号に親宿題をやっておく様に言って、2号に理科を仕上げろと言って、お昼の支度をしてから再び外出した。


インテリアショップにテーブルとソファーを見てまわった。複数のインテリアショップの男性スタッフ達は、たまたまなのか皆ソフトな物腰のイケメンなのだけど、とにかく声が小さいという共通点があった。何時間かして帰宅すると3号は終わりそうだが、2号はほとんどやっておらず、4ヶ月後の受験の用意ができないなんてと、アリとギリギリスの例え話をしつつキレた。


いいか、冬が来ることが分かっていたアリは夏の間に準備をして余裕を持って冬を迎えたが、キリギリスは遊んで暮らして冬に死んだんだ。2号、おまえはアリとキリギリスのどっちだと思う? アリなわけがないよな。だけどキリギリスは少なくとも夏の間は人生を謳歌しただろう。つまり、おまえはキリギリスにもなれない。準備も中途半端で遊びも中途半端なミジンコだ。


ミジンコごめん。毒親ごめん。


とは言え、勉強だってやってないわけでもないんだけど。あと4ヶ月の割には中途半端。結局、当事者意識に欠けてるからなんだろうけど。


あー、中学受験て大変で特殊だな。受験問題が学校の学習と完全に異なる世界で、こういうのは自分は未経験。高校受験も大学受験も国家試験においても、教科書にないことが問題に出るという経験が自分にはない。学校で微積を習わないのに受験では出るみたいな感じだろうか。いやいや、そういうのがたくさんある。


この特殊な学習を13歳に強いるからには、受験上の選別以外にも、彼らにとって直接的な学習上のメリットが欲しいじやないか。全くないなんて虚しい限りだ。だったら3年間英語を先取りしてひたすらやった方が良いじゃないか。


そんな事を思いながら洗面所に行くと、石が酢に漬け込まれていた。実はウチの2号は黒曜石から始まり翡翠に関心を持ち、河原で石を拾うという趣味に今年の夏に急遽、目覚めた様子で、還元するために何やら酢漬けにしているらしい。


好奇心でやってみて、調べてみてというこの行為は馬鹿にしてはいけないし、ミジンコには出来ないなと思いながら風呂に浸かった。


ミジンコごめん。2号よごめん。