コミック・アニメ『ゴールデンカムイ』の大ヒット、アイヌ民族博物館が大々リニューアルし、国立アイヌ民族博物館を主軸とする民族共生象徴空間「ウポポイ」へ……

なんだかアイヌを北海道の地域振興に、という流れを最近感じます。

その一方で、自民党の杉田水脈衆議員のアイヌ民族に対する人権侵犯……

とはいうものの、私自身、アイヌについてどれだけ知っているのだろうかと考えた時に、あまりに何も知らないことに愕然として読んでみた本。

『アイヌのことを考えながら北海道を歩いてみた』（カベルナリア吉田、ユサブル）

著者のカベルナリア吉田さんは、1965年北海道生まれ。ペンネームはご自身がファンである女子プロレスラー吉田万里子さんの必殺技カベルナリアからとったということで、正真正銘日本人の紀行エッセイストです。

アイヌ人口は減少の一途で、2013年の調査では16,786人。

その一方で、彼らの生活文化に注目し、学習する人は確実に増えています。

最初に書いたように、コミック・アニメ『ゴールデンカムイ』の大ヒット、アイヌ民族博物館が大々リニューアルし、国立アイヌ民族博物館を主軸とする民族共生象徴空間「ウポポイ」へ。とはいえ……

北海道に生まれながらアイヌのことを知らない著者が、北海道の隅々をアイヌのことを考えながら自らの足で歩いてまわった旅記録と考察。7年がかりでの制作になったようです。

アイヌと開拓、明治以前のアイヌと和人の交流と抑圧の歴史を探りながら、いつしかそれらを飛び越え、地球と人類というものについて考察する筆者。「国」とは、「国境」とは……

通常の紀行文とはまた違った、深い感慨を綴った一冊。

アイヌのことを少しでも知って北海道を歩くのもいいかもしれません。

できれば何かを考えながら。

興味がある方はぜひ！

「人気ブログランキング」にエントリーしています。
１日に１回クリックして頂けると嬉しいです！
↡　↡　↡　↡　↡　↡　↡

『いど鍼灸整骨院 / 中医鍼灸治療室』のFacebookも適宜更新しています。

Facebookはこちら → ♡
Instagramはこちら→💛

いど鍼灸整骨院 / 中医鍼灸治療室
大阪府八尾市北本町1-1-7
TEL : 072-991-3366
http://www.ido-s.jp/

『アイヌのことを考えながら北海道を歩いてみた』（カベルナリア吉田、ユサブル）