何気なく読んでいる本の中に自分が知っている人やお店が出てくると嬉しいものです。

今日はこんな本はいかがでしょう。

『心地いい日本の道具』（ 高森寛子、亜紀書房）

心地いい日本の道具 [ 高森　寛子 ]

楽天市場

著者は婦人雑誌の編集者を経てエッセイストになった髙森寛子さん。

新聞や雑誌で執筆のかたわら、生活道具の使い手として、日本の手工芸を紹介してきた「スペースたかもり」主宰。

漆器を日常使いすることや、野田琺瑯（ほうろう）の「ホワイトシリーズ」を日本の食卓に浸透させてきた、いわば「使い手のプロ」のような存在です。

目次はこんな感じ……

1章：「なに飲む？」―─ほっとするお茶の時間

2章：馴染んだ道具と──私の台所

3章：「この椀で食べるとおいしくて、肥えるよ」―─心地いい食卓

4章：下駄のお稽古―─やっぱりおしゃれも……

5章：旅仕度、私流―─いつも一緒に

6章：木のもの好き―─優しいぬくもり

7章：喜ぶ顔が見たくって―─贈る楽しみ

それぞれの章ごとに、急須、湯のみ、コーヒーカップ、グラス、酒盃、茶碗籠、米とぎ笊、鉄瓶、お櫃、まな板、洗い桶、和せいろ、ボウル、飯椀、汁椀、土鍋、重ね箱、蓋物、弁当箱、箸、箸置き、スプーン、フォーク、かんざし、紅筆、前掛け、茶籠、畢竟椀、デキャンタ、誕生筆、楊枝入れ、桜紙等々、普段の生活で高森さんが使い込んでいる道具たちが紹介されています。

高森さんの日本の手工芸に対する深い思いが感じられます。

そうそう、冒頭の「自分が知っている人やお店」について……

この本の表紙になった「白マット釉の湯のみ」

この作者は京都の高野基夫さんなのですが、その高野さんと高森さんとのご縁を結んだのが、私の存じ上げている京都・北山の和食器店『セゾン・ド・ジャポン』の店主・柏井順子さんなのです。このエピソードも詳しく書かれています。

『セゾン・ド・ジャポン』さんは現代の作家さんの作品も多いのですが、私はもっぱら古伊万里、それも蕎麦猪口狙いで行くことが多いのですが……。併設されている『花梓侘（かしわい）』さんは「つまみ寿し」が絶品で、ミシュラン掲載店でもあります。

ともあれ、高森さんのこの本、生活をより充実させる「良きもの」をお探しの方にぜひ！（「良きもの」の連絡先も掲載されています）
欲しいもの、好きなものを追求して楽しむという、生き方のヒントがつかめる１冊になるはずです！

昨年発刊された『85歳現役、暮らしの中心は台所』（小学館）もおすすめです。

『セゾン・ド・ジャポン』（和食器・古伊万里）

＆

『花梓侘（かしわい）』（つまみ寿し）

「人気ブログランキング」にエントリーしています。
１日に１回クリックして頂けると嬉しいです！
↡　↡　↡　↡　↡　↡　↡

『いど鍼灸整骨院 / 中医鍼灸治療室』のFacebookも適宜更新しています。

Facebookはこちら → ♡
Instagramはこちら→💛

いど鍼灸整骨院 / 中医鍼灸治療室
大阪府八尾市北本町1-1-7
TEL : 072-991-3366
http://www.ido-s.jp/

『心地いい日本の道具』（ 高森寛子、亜紀書房）

『心地いい日本の道具』（高森寛子、亜紀書房）