行って来ました、Perfume初のドーム公演。
フェスではよく観ていたけれど、ワンマンに行くのは本当に久し振り。Perfumeは非常に思い入れだけはあるグループなので、どうしても観ておきたかった公演だった。といっても、ライヴ2日前の追加席発売の際に何とかチケットをゲットしたんであって、その前の先行ではことごとく外れていた。そんな人気あんの?と正直ドン引きしたのも事実だ。(東京ドームも開演前から立ち拍手している人達がいて、その気合いには驚かされた)
どうして思い入れがあるかというと、Perfumeは自分をアイドルの世界へ誘ってくれたきっかけのグループだから。2006年4月19日、新宿LOFTで行われたRHYTHM OF FEARというイベントに行ったのだけど、自分の興味は見事にPerfume以外の3組、RAM RIDERとロマンポルシェ。とNIRGILISだった。そんな中1組目として登場したPerfumeは、前方のヲタ以外は見事に様子見状態だった。まずそもそも、アイドルのライヴをどういう気持ちで観れば良いのかも分からなかった。でもそんなPerfumeは、今ではほぼ見られないヒップホップダンスなんかを交えたりしつつ、あ~ちゃんの軽妙なトークと面白い楽曲で「何か気になる」という印象を強く残して帰って行った。
あの時点では楽曲がどうこうはともかくとして彼女達は確実にアイドルだったし、今でもそうなのかもしんないけど、どこかで何かが変わったのは事実。「GAME」以降かな。それまでのエレクトロサウンドが益々バキバキし、より本来の中田ヤスタカカラーに近づいた頃から。今や東京ドームの半分(それ以上?)を女性が占め、かつて客の大半を占めていたヲタなんて殆ど見られなくなってしまった。
それを見て、ああもう大丈夫なんだなーと思った。ポリリズムの時は、ひょっとしたら一過性のものになるんではないか?ともちょっと思ったけど、最早完全に安定した。たとえ誰かが結婚しても、これだけ同性の支持を得てれば大丈夫だろう。ていうか女性層は一体いつからファンになったわけ?Baby cruising Love直後でもヲタ中心だったっつーのに。相当な後追いなのか?
で、肝心のライヴに関してだが、セトリは流石に代表曲が並んだ。やってもおかしくないBaby~やマカロニ、NIGHT FLIGHT等は無かったけど、やった曲に関しては代表曲と言えるものばかり。Perfumeの掟はカッコ良かったし、相変わらず客いじりも相当長かった。あのブロックのMCは30分位あったと思う。
でも、一番感動だったのはあ~ちゃんの素直なMC。「Shibuya O-WESTやO-Crestや、表参道FABや、原宿アストロホールでやったのと、何にも気持ちは変わらないから」といったコメントで恐らく往年のファンは涙したに違いない。俺は「Perfume」の「ラストノート 涙止まらず」で、新宿LOFTで初めて観た時の事を思い出してしまって涙が止まらなくなった。メンバーは無邪気にボール投げてたけど。ゆかちゃんはかつてロッキンオンジャパンのインタビューで、あのロフトの時に最初興味のなかった人が最後には盛り上がってくれて、それでライヴの楽しさを知ったという発言をしていて驚いたのだけど、あのPerfumeがまさかの東京ドームまで来たのだなーと思うと、感慨深いと同時に淋しい。とっくに売れてたけど、今更ながらにそう思う。
でも、あのままPerfumeが終わらなくて良かった。それだけは言える。アイドルファンとして見守る役目は終えたなと思ったけど、これからも好き。
にしても、やっぱりあ~ちゃんは言葉を持ってるね。「「21歳で10周年って、苦労人じゃね」とか言われるけど、無駄な時なんてなかった」とか、ポリリズムの時の「私達に大きなチャンスを与えてくれた曲です」とか。
[本編]17:13-19:39
01.シークレットシークレット
02.不自然なガール
03.(SE~)GAME
04.ワンルーム・ディスコ
05.ナチュラルに恋して
06.love the world
07.I still love U
08.575
09.Perfumeの掟
10.VOICE
11.コンピューターシティ
12.エレクトロ・ワールド
13.パーフェクトスター・パーフェクトスタイル
14.Dream Fighter
15.「P.T.A.」のコーナー
16.ジェニーはご機嫌ななめ
17.(コンピューター・ドライビングIntro)~Perfume
18.チョコレイト・ディスコ
19.Puppy Love
20.wonder2
[ENCORE]19:43-20:06
1.ねぇ
2.ポリリズム