前回の記事にも書きましたが、、

私の入院先は、朝阳区の首都医科大学付属北京地坛医院でした。

北京市内のコロナ対応病院はいくつかあるそうですが、ここは外国籍の方が割と多く入院するようです。私が全く中国語ができないのは伝わっていたようで、医師と看護師は全て英語で対応して下さいました。(時々、全く英語が通じない方もいます。)

 

感染者用の建物は、元々あった建物というより、コンテナを重ねたような仮設施設の様な感じでした。

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部屋の中には、2台のベッドと縦長のロッカーが2つ。

トイレとシャワーがついたバスルームが1つです。

私は1人入居でした。使用するベッドは決められていて、選ぶ事はできません。

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Wi-Fiは使用できますが、病院のシステムに携帯電話番号を登録する必要があるそうで、使用できるようになるまで時間がかかります。私は夕方に入院し、翌朝10時半頃に使えるようになりました。

私は初め、電話番号を間違えて登録されてしまった様で、繋がりませんでした。このような事もあるので、おかしいな?と思った時には、看護師さんなどに確認をお願いした方がよいです。

 

お水や紙類の提供は一切ないので、1‐2日分くらいは持参した方が良いです。ワイマイ等のデリバリーは使えませんが、院内の購入システムから、日用品、食品、飲み物などが購入できます。注文すると、翌日の午後3:30以降に部屋に届きます。

Wechatのミニプログラム上で購入システムを使うのですが、看護師さんが入院する時にQRコードを読み込むよう指示して下さいます。でも、購入システムは全て中国語なので、気を付けないと私のように間違った買い物をしてしまうかもしれません!

 

私が購入したものは以下。

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トイレットペーパー2つ、ティッシュ1つ、水6本、アルコールウェットティッシュ、消毒スプレー、サンダル、ウォーターボトル、シャンプー、トリートメント、ボディソープ、バスタオル。

全部で約190元でした。

私が購入したボディソープは、香水のような香りが劇的に強く、私は全く使えませんでしたあせる注文する時は、気を付けてください!

 

1日に2回くらい、検温、血圧、酸素濃度の測定で看護師さんが部屋に入ります。

また、午前中にゴミ回収と床掃除にスタッフの方が部屋に入ります。

食事は、看護師と思われる方が、ベットまで持って来て下さいます。

部屋に誰かが入る時は、ドアの外から窓越しにマスクを着用するよう指示されます。

Wechatで病院側と繋がる事はできないので、何かあればナースコールで会話をします。

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入院後は、毎朝PCR検査をして、2日連続で陰性が確認ができれば退院でき、隔離ホテルでの健康観察期間2週間に移行となります。私は、入院翌日と翌々日の2日連続で陰性となったので、入院4日目に退院となりました。4日間で約1300元を支払いました。

病院から隔離ホテルまでは、救急車で搬送されます。

私が搬送された隔離ホテルは、昌平区の东方温泉大酒店でした。

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到着後、救急車のドアを開けられ、車内に座ったままで個人情報や病歴などの問診票を渡され書くように促されます。書類は全て中国語で、スタッフに英語が通じる方はいないので、翻訳アプリが大活躍しました。そして、15日分の滞在費6000元をすぐに支払うように言われます。私は銀行口座を持っていないので、夫にWechat payのコードを転送し支払いをしてもらいました。支払いを待つ間に、スタッフのWechat IDと繋がるよう指示されました。支払いが確認できると、ようやく部屋へ案内されます。

 

部屋に入ると、スタッフの方からWechatのグループに招待されました。部屋ごとにグループが作られているようで、数名の医療関係者とホテルスタッフで構成されていました。早々にメッセージが入り、そこには中国語で基本的なルールやWi-Fi接続方法などの注意書きが書いてありました。その後、個人情報や隔離解除後の行き先などについて、たくさんの質問が送られてきました。

 

部屋には丸いベッド、デスクセット、1人掛けソファ、トイレとシャワーのバスルーム、湯沸かしポット、温泉用のお風呂がありました。この温泉用お風呂は使用不可なのか、掃除をしていないと思われます。とても汚れていました。

また、この部屋の丸いベットの寝心地が最悪で...

毎晩夜になって、寝なければならないのが嫌になる程でした悲しいお向かいのお部屋は、普通の四角いベッドだったので、ハズレのお部屋になってしまった様ですあせる

 
  

部屋の壁は薄いのか、近くのお部屋や、上の階などの生活音や話し声がよく聞こえます。ドライヤーを使っている音が聞こえるくらい!なので、同じフロアの隣接するお部屋なら、どんな人が入居しているのかだいたい分かってしまう(笑)

お向かいは、3歳くらいの子供とお母さんだな、とか、左隣は女性の親子か姉妹、右隣は年配のおじさん1人だな、、と。

 
備品類は、洗い桶1つ、フェイスタオル1枚、石鹸2つ、コーム1つ、トイレットペーパー、ホテルのアメニティサイズのボディソープ、シャンプー3つづつ、歯ブラシ3本、ゴミ袋、水24本、消毒液を作るための消毒タブレット、消毒液を撒くためのシャワーポンプがありました。
消耗品はお願いすると追加でもらえましたが、ティッシュは無いと言われました。(トイレットペーパーはもらえます) 食事のデリバリーは利用できませんが、美団などの日用品のデリバリーは利用可能です。私も、ティッシュやお茶、パン、ヨガマットなどを購入しました。
 
1日に2回、検温のためにスタッフがドアをノックします。
手首あたりで非接触の体温計でピッ!と測るだけです。
私は隔離解除前日にPCR検査と、環境サンプリングがありました。
今はルールが変わって、ホテル入居後2日目、3日目、5日目にもPCR検査があるようです。

正直な感想、、病院のスタッフさん達には丁寧さや優しさを感じましたが、

こちらのホテルスタッフさん達は、少々扱いが雑というか、、何というか、、

あまりいい印象はありませんでした。(あくまでも個人的な感想です‼)

 
食事は朝8:00前、11:30過ぎ、17:30過ぎに、
部屋のドア前に置かれた椅子の上に置かれます。
けっこう温かい状態で届くのでありがたいです。
  

 

私は2週間の健康観察期間を満了した時、自宅には隔離真っ只中の家族がいたので、その隔離が終わるまで、社区は私が家に帰る事を許してくれませんでした。(陽性者だった私の方が隔離解除が早いって、、どうなんでしょう。)
なので、市内のホテルに滞在しようと予約をしていたのですが、私の隔離解除前日に、そのホテルが封鎖エリアとなってしまい、ホテルに行くことが出来なくなってしまいました。
色々と他のホテルを当たってみましたが、感染状況が悪化し続ける北京では、私のような隔離明けの者をどこも受け入れてくれませんでした。どこも、リスクを取りたく無いのでしょうね、、。悲しい。。なので、私はそのまま隔離ホテルを延泊しました。延泊も1泊400元かかります。
 
入院、隔離生活の報告は以上です。
 
我が家はもう日本へ帰国します!
中国に来てまだ2ヶ月半ですが、、もう中国で生活するのは無理です。
コロナ禍でなければ、きっと便利で楽しい国だったんでしょうね。
私はそれを知る前に、大変な経験ばかりをしてしまいました。
帰国したら、もう二度と中国に来ることは無いと思います。
 
日本へ帰国するのも、北京からは何かと大変です。
大使館の方に、もし飛行機に乗る前に、住んでいるエリアが封鎖措置に遭ったら飛行機に乗れないと言われてしまいました。その時は交渉しますが、北京からは東京への直行便が出ていないので、難しいかもしれません、、と。
母国に帰りたくても帰れない、、なんて。
大使館の方の把握間違いであって欲しい!
 
とにかく、早く日本に帰りたい...