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上野東京ラインに隠された大計画

 

こんばんは、ビンディーの小林です。

2014712日(土)、建設中の「上野東京ライン」が地元住民に公開されました。

 

「上野東京ライン」とは東京~上野間の3.6kmに線路を新設し、東京駅止まりの東海道本線と上野駅止まりの宇都宮(東北)、高崎、常磐線を接続。直通運転を行うものです。開業は2015年春が予定されています。

 

この「上野東京ライン」の開業により、次のようなメリットが伝えられています。

 

・乗り換えが減少し、乗客の利便性が向上する。

・宇都宮(東北)、高崎、常磐線からの乗り換え客が多く利用していた東京~上野間の山手、京浜東北線で混雑が緩和される。

・乗り換え客が減少し、東京駅と上野駅の混雑が緩和される。

 

しかしこれ以外に、「上野東京ライン」にはある大きな目的が隠れていると言われています。

 

20146月、JR東日本は田町~品川間に新駅を設置し、その周辺の街づくりを進めると発表しました。

 

しかしこの新駅が設置され街づくりが行われる予定の場所には現在、車両基地があります。そのためこの車両基地をどかす、つまりそこに停まっている車両をどうにかしないと、土地が捻出できません。

 

そこで登場するのが「上野東京ライン」です。これまでその品川の車両基地に停めておいた車両を、「上野東京ライン」を使って宇都宮(東北)線沿線にある東京都北区の尾久車両センター、さいたま市の東大宮操車場へ移動。これによって品川の車両基地が空くため、そのスペースを新駅と都市開発にあてることができるようになります。

 

つまり田町~品川間の新駅と街づくりは、品川の車両基地を使っている車両を「上野東京ライン」で別の場所へ移動させることが前提になっているのです。逆に言えば「上野東京ライン」が開業しないと、新駅と街づくりができないことになります。そのため「上野東京ライン」には利便性の向上など以外に、品川の土地を捻出するという大きな目的があると考えられるのです。

 

報道によれば、「上野東京ライン」の建設費は400億円と伝えられています。巨額ですが、これによって品川の車両基地が空き、そこにおよそ13ha130000平方メートル、約39355坪)もの土地が生まれる見込みです。

 

そう考えると、決して高い投資ではないのでしょう。2014年の地価公示において品川の車両基地付近、港区高輪2丁目は191万円/平方メートル。13haでは単純計算で2483億円の価値になります。「上野東京ライン」、実は規模の非常に大きなプロジェクトなのです。(乗りものニュース)

 

旧国鉄は東京都内の一等地に相当数の車両基地を保有していたんだ。旧国鉄の清算にともない再開発のもと、切り売りしていったんだね。新橋駅横の汐留操車場は日本テレビや電通のビルがそびえるオフィス街に、また品川操車場後地もソニーなどのビルが並ぶオフィス街に変わったね。

 

この切り売り作業も最終段階に入ったのかもね。世界トップクラスの地価の東京に電車を置いておくのは非常に無駄だということで、この上野東京ラインが結ばれたことにより、東京北部の尾久やその先の大宮操車場まで運ぼうということだね。もちろんJR東日本の方向性は間違っていないと思うけど鉄道が好きな人には少し寂しいね。

 

さて、今後は「小田原発土浦行き」とか「逗子発前橋行き」なんかが出てくると思うけど、関東地方に住んでいる人でも、来た電車に乗って良いのかどうかの判断がすぐつかないかもね。今後増える外国人観光客には本当に迷路に見えてくるかもしれない。

 

ただひとつ楽しみなのは、東京区内がスルーになると新たな企画電車がお目見えするかもね。「横須賀発日光行き紅葉号」とか「横浜発宇都宮餃子食べ比べ号」なんて現実的にでてくるかも。

 

上野東京ラインはいろいろな意味で話題を呼びそうだね!

 

ここまでお読みいただきまして

ありがとうございました。

小林治巳