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日本の超電導リニアが米国へ
こんばんは、ビンディーの小林治巳です。
24日の日米首脳会談において、日本の超電導リニア新幹線の米国への技術導入で合意することで、日米両政府が最終調整に入ったことが12日、分かった。対象となっている区間は、ワシントン-ボルティモア間(約66キロ)。政府関係者が明らかにした。
首脳会談で安倍晋三首相は、リニア受注を実現するために、リニア技術は無償提供することを表明する。JR東海も政府と足並みをそろえている。
技術提供の場合、「ライセンス料」を受け取るのが一般的だが、短期的な資金回収よりも、リニア新幹線を米に確実に売り込むことを優先する。無償提供であっても、車両や部品の量産効果に伴うコスト削減、世界的な知名度の高まりによる販路開拓で、十分に利益を得られると見込んでいる。
首相は首脳会談で、ワシントン-ボルティモア間だけでなく、新たにワシントン-ニューヨーク間(約360キロ)にもリニア新幹線を採用するよう打診する。
首相は「インフラ輸出」を、成長戦略の目玉に位置付けている。日本の独自技術によるリニア新幹線の米国への売り込みが成功すれば、米国や他の海外市場開拓への大きな弾みとなる。
昨年2月の日米首脳会談で首相は、JR東海が独自開発したリニア新幹線に関し、「技術の米側への導入で、日米協力の象徴としたい」と伝えた。オバマ米大統領から明確な回答はなかったが、日米間で調整が進んできた。
首相とケネディ駐日米大使は12日、山梨県都留市のJR東海の山梨リニア実験センターを視察し、試乗を行った。2人は42・8キロの実験線を最高時速約500キロで1往復半、試乗した。
首相は試乗後、記者団に「ケネディ氏は『(リニアが)快適だったとオバマ大統領に伝える』と言っていた」ことを明らかにした。
さらに「トップセールスで日本の技術を米国はじめ世界に提供していきたい。それを日本の成長につなげていきたい。特に同盟国の米国には活用してもらいたい」と語った。(産経新聞)
この「無償」というのがちょっとひっかかるけど、アメリカだとしょうがないのかな。少なくとも中国には提供しないはずだからね。しかし国内がやっと始まったばかりだというのにちょっと勇み足のような気もするね。
ところでこのニュースを見て思ったのは、ワシントン-ニューヨーク間の距離。かなり近いイメージがあったけど360キロも離れているんだね。東海道線でいうところの東京-名古屋間に匹敵するわけど、どうもこの距離は中央リニアのデータが活かせる距離なのかもしれないね。
第二次世界大戦後、封印されてしまった日本の航空技術。当時のゼロ戦はその機能性においても非常に評価されていたからね。だけど日本はその技術を自動車、鉄道に傾け、世界でもトップクラスに君臨している。今後、三菱やホンダの航空機産業本格参入が非常に楽しみだね。
そして車と航空機が主力のアメリカの交通インフラにどの程度、日本の鉄道技術が食い込んでいけるかも楽しみだ!
ここまでお読みいただきまして
ありがとうございました。
小林治巳