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日本三景の松島付近はなぜ線路が近接しているか
新幹線から、おはようございます。ビンディーの小林です。
仙台から北に向かっていく路線を見ると妙に複雑な事に気が付くよね。特に松島付近は線路が複雑に交差している。松島は日本三景の景勝地だけに旧国鉄が東北本線と仙石線を配したと思いきやそうではない。
仙石線は文字通り、起点の仙台から終点の石巻から付けられているけど、もともとは民鉄である宮城電気鉄道の路線を、旧国鉄によって戦時中に国有化された路線なんだ。だから東北本線の競合路線だったんだね。
でもどちらかというと仙石線のほうが松島付近では良い場所をキープしている感があるね。景勝地である松島湾は仙石線の松島海岸駅のすぐ目の前で、東北本線の松島駅からはおよそ1km離れているんだ。
もちろん東北本線のほうが先に開業していたんだけど、当時の国鉄は主要幹線である東北本線の全体的なメリットを考慮したのか、景勝地である松島湾には駅を作らなかったんだ。もしかすると軍事的な意味合いもあったのかもね・・。
ところで残念なんだけど、仙石線の高城町駅-陸前小野駅間は東日本大震災の影響で今も不通の状態が続いているんだね。仙台発の電車は高城町駅までしかいけないけれど、松島海岸にはもちろんいける。
東北応援は鉄道旅行をすることでもできるんだ。この二つの松島駅をゴールデンウイークに旅してみるのも良いかもね~。
ここまでお読みいただきまして
ありがとうございました。
小林治巳