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駅前が街の中心とは限らない
こんばんは、ビンディーの小林治巳です。
東京、大阪、名古屋は別格として日本の街は概ね駅前を中心に発展してきたんだけど、中には明らかに街の中心から離れたところに駅がある街があるんだ。
特に歴史のある街は区画が形成され過ぎていて国鉄が中心部まで入っていけなかったんだね。例えば京都駅。京都の繁華街は言わずとしれた四条河原町だけど地図を見るとだいぶ南に京都駅があるよね。ただここ数年、京都駅に出店した伊勢丹の影響でだいぶ人の流れが変わったのは有名な話だよね。
九州の熊本駅もだいぶ中心部から離れているね。街の中心は熊本城の東側の上通り付近だけど駅からおよそ2kmは離れているね。これも城下町が影響しているのかも知れないね。
同じ城下町でいえば金沢市もかなり離れているね。金沢の中心は金沢城址の西側の香林坊や堅町だけど、こちらも駅から2kmは離れているね。ただ金沢の場合は駅前もそれなりに賑やかなのも事実。
金沢は加賀百万石の由緒ある街だから市街地も非常に広い。実をいうと明治時代の日本の人口ランキングでは東京、大阪、京都、名古屋、金沢の順で日本第五位の人口だったんだね。金沢って結構凄い街だったんだ。
今、城がブームだけど日本の都市のそのほとんどが城下町なわけで、いかに城が街の形成にとって中心になっていたかわかる。鉄道はその城に敬意を表していたのかもしれないね。
ここまでお読みいただきまして
ありがとうございました。
小林治巳