奈良のリニア誘致はバラバラ | 春日井で美味しいナンとカレーの店 ビンディー

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奈良のリニア誘致はバラバラ

 

こんにちは、ビンディーの小林治巳です。

 

新幹線の通っていない奈良県では、JR東海が名古屋-大阪間で平成57(2045)年の開通を目指すリニア中央新幹線の誘致が大きなテーマ。県内では奈良、生駒、大和郡山、天理の4市が中間駅誘致を表明し、激しい誘致合戦を繰り広げている。

地域や行政の思惑、政治的な問題も絡むリニア誘致。対外的には京都との“つばぜり合い”も続く中、奈良の誘致は各自治体がバラバラで、統一性のないまま進められている。(奈良支局 薬師寺大輔)

 

リニア中央新幹線をめぐっては、JR東海が「奈良市付近」に中間駅を設置するとしているが、県内の予定ルートは幅が20キロもあり、4市にまたがる。このため各市が次々と誘致を表明する事態となっている。

 

昨年3月にいち早く名乗りを上げたのは大和郡山市。誘致予定地は、JR関西線と近鉄橿原線が交差する付近の市中心部としている。国道24、25号が近くを通り、鉄道、道路とも交通の便のいい地域だ。

 

同市は、リニアは県内だけでなく紀伊半島全体にも波及効果があるとし、「リニア新駅は、ど真ん中駅、大和郡山へ」をキャッチコピーに掲げる。

 

続いて同月に生駒市が、10月に奈良市が誘致を表明。このうち奈良市は、用地取得の可能性が高いJR関西線平城山駅周辺の「郊外型」と、JR奈良駅や近鉄奈良、新大宮の両駅を含む「市街地型」の2案を誘致先に挙げた。担当者は「観光都市として実績がある奈良市が、まずリニアの窓口となり、県内の他の観光地への動線を引くことができる」とメリットを強調する。

 

最後の天理市は12月に名乗りを上げた。担当者は「JR東海が名古屋以西のルートを具体的に検討し、調査などが始まった段階で」と前置きしたうえで、誘致先にはJR桜井線櫟本(いちのもと)駅の東側にある櫟本地区を挙げた。同地区が西名阪自動車道や京奈和自動車道IC(インターチェンジ)に近い利点を強調している。

 

このうち生駒市は今年8月、3市の機先を制する形で誘致に向けた具体的な構想を発表。記者会見した山下真市長は「西の品川駅を目指す」と発言した。

 

東海道新幹線の品川駅は東京駅に近いが、周辺開発が進んでいるためビジネス客の乗降も多く、「のぞみ」が停車するなど、主要駅の役割を果たしている。

 

生駒市の場合も、新大阪駅には近いが、周辺には関西文化学術研究都市もあって大学や企業の研究機関の集積があり、品川駅と同じような役割を果たすことが期待できるというのだ。

 

会見では、西の品川駅を目指すとした構想パンフレットも配布された。個人的にも面白い発想だと思った。「東海道新幹線・品川駅をモデルに リニア中間駅で生駒市が誘致構想」との見出しで早々記事にした。

 

翌日から残る3市についても、具体的な構想づくりが進んでいないか、取材を始めた。

 

まずは奈良市。リニア推進室の担当者は「生駒市に続いて具体的な構想を示さなくてはいけないと思う」としながらも、「現段階では未定」と答えるのみ。大和郡山、天理の両市も「(中間駅設置は)あくまでJR東海さんが決めることなので…」「生駒市さんが何かをしたからといって、特に何かをすることもない」と反応は鈍い。

 

「誘致予定地の土地の面積は」「用地買収にかかる費用は」。いろいろ質問してみたが、「具体的なことはわからない」と一向に手応えがない。勇んで取材を始めたが、当面は生駒市に集中するしかなさそうだ。

 

その生駒市では8月21日、構想について話し合う市議会の都市建設委員会が開かれた。市の担当者は「品川駅は(周辺)開発によってすべての新幹線が止まるようになった」として、西の品川駅構想の意義を説明した。

 

これに対し市議の1人が、構想のパンフレットに書かれている内容について質問。誘致予定地を「車両基地ゾーン」「ビジネスゾーン」「エコライフゾーン」「先端技術ゾーン」「駅前商業ゾーン」に色分けしている部分があるが、「どのような根拠に基づくのか」と尋ねた。

 

これに対する市の担当者の答えは-。「あくまで未来の思い。具体的に考えて作ったものではない」。意外な回答に期待を裏切られたような気がした。

 

さらに市議は「(誘致予定地の大半を保有する)UR(都市再生機構)は計画に、どのような見解を持っているのか」。これにも市側は「今年4月から3回ほど接触したが、見解は聞いていない。具体的な話し合いは今後していきたい」とあっさり答えた。

 

記者会見で、あれほど具体的で壮大なものに見えた構想が、何だか“砂上の楼閣”のように思えてきた。

 

各市が誘致に名乗りを上げる状況を見ても分かる通り、リニアをめぐって県内はバラバラ。生駒市の「構想」も、具体性が乏しいのに他市への対抗心から出てきたのでは、と勘ぐりたくなる。しかしリニア誘致は奈良の大きなテーマ。こうした各市の思惑も含めて、注意深く見守っていきたい。(MSN産経)

 

奈良県を通ると聞いた時からもちろん奈良市だとほとんどの人が思っていたのではないのかな?リニアの新駅に関しては、県庁所在地がいくら頑張ってもルート上の問題で他の街にいくことがあるけど、奈良市に関しては誰も異論が無いと思っていたよ。

 

東京五輪が決定してリニアも前倒しで建設が進むみたいだね。名古屋以西のルートについても今後議論が早く進むかもしれない。奈良県もはやいとこ一本化しないと京都に取られてしまうかもしれないね。

 

ここまでお読みいただきまして

ありがとうございます。

小林治巳