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中国が危機感、漢字読めても書けない若者が急増
こんにちは、ビンディーの小林治巳です。
パソコンや携帯機器の急速な普及で手書きの機会が減っていることが背景にあり、危機感を抱いた当局は、漢字への関心アップに乗り出している。
「88、3Q」
中国の女子中学生の携帯メールにあふれる若者言葉の一つだ。「バイバイ、サンキュー」の意味。こうした数字や英語を使った省略語や外来語が多用される一方、「読めるけれど書けない」
漢字が増えている。
河南省のテレビ局が7月から全国放送を始めた番組「漢字英雄」。小中高校生が漢字の書き取りを競う。答えに窮した子供は電話で親たちに教えてもらうが、「脱臼(中国語でも脱臼)」
など、普段よく使う漢字でも大人たちの誤答が続出。現代中国人の「書く能力」の低下を浮き彫りにした。
これを受け、国営メディアは「漢字は中国文化の核心。我々は後世に継承しなければならない」(新華社通信)などと、国民に漢字学習を促す論調を展開。8月には中国中央テレビも、学生漢字チャンピオンを決める番組を始めた。ある大学関係者は、「学生向け漢字コンテストを開くよう政府から要請があり、準備に追われている」と明かす。
「漢字英雄」は開始以来、視聴率で全国トップ10入りを続けている。番組と同じゲームが楽しめるアプリもダウンロード数は
80万件に達した。書店には漢字学習のコーナーが設けられ、
書道教室の受講者が増えるなど、ブームを起こしている。
中国政府が定める、新聞や書籍などで日常的に使う漢字は
6500字で、ひらがな、カタカナも使う日本の常用漢字の
約3倍。同じ発音の字も多く、誤字が生まれやすい。その上、
幼少期からパソコンや携帯電話で変換された候補の中から選ぶことに慣れた結果、「国民の書く能力が低下している」
(2011年の教育省の報告書)現状がある。
日中の漢字文化に詳しい京都外国語大の彭飛教授は、「漢字の読み書き能力の低下について、中国の危機感は強い。教育界を巻き込んだ長期的な取り組みに広がる可能性がある」と指摘している。(読売新聞)
これは中国だけに限った問題ではないよね。日本でもその傾向があるからね。漢字がわからないとすぐ携帯で変換して調べるのが当たり前になっている。パソコン文化は決して否定はできないけれどあまり依存し過ぎると考える事を忘れてしまうんだ。またメールばかりしていると言葉の温度、声の温度がわからなくなってしまうよね。
人間には感情があるからね。普段のコミュニケーションは情報だけのやりとりだけじゃなくて、感情のやりとりでもあるわけ。
無味乾燥なテキストデータでは伝わらない事も多いんだ。
久しく連絡をとっていない友人に電話をしてみる。手書きで手紙を書いてみるのも良いかもね・・。
ここまでお読みいただきまして
ありがとうございました。
小林治巳