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こんにちは、ビンディーの小林治巳です。
したが、かろうじて供給され続けた。原子力発電所の代替となったのは
休止していた火力発電所で、発電するための燃料は、たまたま供給元の
カタールで余剰となった液化天然ガスだった。この余剰となった天然
ガスは、年々消費量が増加する米国の需要増に合わせて生産拡大し用意した1億トンだ。シェール・ガスを増産した米国はこれをキャンセルした
ことから、余剰分が日本に回ってきたのだ。
日本のほかに、カタールの余剰天然ガスはロシアとの価格交渉の末、
欧州へ輸出された。今まで欧州では独壇場であったロシアの天然ガスは
行き場がなくなり、中国や日本などアジアでの市場を打診している。
また、
米国のシェール・ガスによる天然ガス増産により、火力発電に使って
いた石炭は欧州へと流れ込んでいる。欧州の天然ガス需要は減少し、
これに伴い、ロシアの天然ガスはますます余ることになる。
今、
アジア太平洋地域への輸出を狙い日本の企業と共同でLNG生産プラントを
作る計画がある。資源のない日本にとってはシェール・ガスによるエネルギーのドミノ倒しで、天然ガスの価格交渉を有利に運べ、安価な天然ガスが入手できるのは歓迎するところだ。(エコノミックニュース)
この図式によるとシェールガスの一番の被害者はロシアだったんだ。ロシアの天然ガスといえば、世界最大の天然ガス企業ガスプロムだ。エネルギー企業としてはエクソンモービルに次ぐ世界第二位で、2006年には時価総額でマイクロソフトを抜いて世界三位になったこともある。
そこで少し気になったので最近の株価を見てみると、この一年で1/3まで落ち込んでいるらしい。もちろんシェールガスだけの影響だけじゃないと思うけどかなり厳しい状況だね。天然ガスはパイプラインなどインフラ整備をしているだけに売れなくなった時が大変だ。
今後、日本は有利な条件でロシアから天然ガスを購入できそうだけど、
日本も原発に固執していないで、国産エネルギーを開発していかない
とね~?
ありがとうございました。
小林治巳