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蔵王刈田嶺神社・里宮(宮城県刈田郡蔵王町)

刈田嶺神社(かったみねじんじゃ)。


ゴシュイン☆デイズ -まったり御朱印あつめの日々-

宮城県刈田郡蔵王町、遠刈田温泉郷に鎮座。

御祭神は天之水分(アメノミクマリ)、国之水分(クニノミクマリ)、蔵王大権現(ザオウダイゴンゲン)。

社格は明治八年、郷社に列格。

延喜式神名帳に『陸奥國苅田郡 苅田嶺神社』と、名神大社として名前の残る延喜式内社の論社のひとつ。




社伝によると、創建年代は不明なものの、第二代・綏靖天皇を祀っていたと言われている。

その後、白鳳八年(679年)に役小角が大和國吉野山に鎮座する蔵王大権現(天之水分・国之水分)の御神霊を不忘山に奉還し、修験道の一大修行地とし、山名を蔵王山に改めた。
この時代には仏教が最も隆盛を極め、神仏習合の中から本地垂迹説が説かれたため、いつしか当社本来の神社名は忘れられ、ただ『 蔵王大権現 』と称されるようになる。


平安朝においては、阿部氏が当社を氏神として神殿の改築をおこなった。

また、時代が流れて戦国時代においては出羽領に属し、甘糟の守護を受けたのだとか。

さらにその後、伊達家が陸奥の覇権を握ると、己が守護神として家臣の片倉小十郎を派遣。

金華山 を鬼門除け、当社を病門除けとして青葉城をまもらしめたという。


明治時代に入ると、神仏分離令により明治五年には『 水分神社 』と改称。

その後、明治八年に郷社になると同時に旧来(延喜式神名帳記載)の、『 刈田嶺神社 』と改称し、現在に至っている。





さてさてさて。

福島の神社の更新をちょっとお休みして、新潟県の神社や武蔵國一の宮の小野神社の更新をしていたんですが。

まだ福島の神社には戻りません (´・ω・`)

今まで更新出来ずにいた県外の神社を何箇所か、勢いで更新していこうかと。

こういうのって勢いが大事じゃないですか。いわき紀行なんて寝かせ過ぎて書くのにちょーっと難儀したし (;´・ω・)


そんなわけで勢いに任せて更新。

……と言いつつ、こちらの神社に参拝したのは昨年の12月だったりするんですけどね。



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     【 一の鳥居 】

木製の明神鳥居。

白木で造られていて、涼やかな印象。

扁額には金色に輝く、蔵王大権現の文字。

神仏分離令で旧称に復したとはいえ、蔵王大権現の方が名前が通っているということなんでしょうかねえ。


ちなみにこの神社のまん前。

『神の湯』という公衆浴場があるんですが、そのためか鳥居の右側には源泉をくみ出す機械らしきものが見えます。

蔵王山はかつて火山だったので、温泉が出るのは必然といえば必然なんですが、お湯が湧き出すというのは神様の恵みのように思われていたのでしょうね。


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     【 二の鳥居 】

二の鳥居は石造りの神明鳥居……なのかな?

一の鳥居に比べると、ちょっと小さめ。


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     【 鳥居付近の石灯籠 】

一の鳥居と二の鳥居の間あたりにある石灯籠。

穴が一つだったり三つだったり。

造形にちょっと興味があって撮影したのかなあ。

半年も前のことなんでちょっと記憶が薄いですけども (;´・ω・)


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     【 参道 】

こちらが鳥居から伸びる参道。

ちょうど右手は宮司さんの御自宅兼社務所のようで。

縁側沿いが参道なので白菜が山積みになってたりと、ちょっと生活感の見え隠れする参道ですw



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     【 手水舎 】

参道左手にある手水舎。

屋根に生えた苔が良い感じのムードを醸し出してますね。


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     【 鐘楼 】

手水舎から一段高いところにある、鐘楼。

梵鐘は本来お寺にあるものなので、神仏習合のころの名残なんでしょうか。

宮城県の神社をお参りしていると、結構こういった梵鐘のある神社が多いんですよねえ。


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     【 拝殿前の左右の狛犬 】

自然な石の上に乗っている、尻尾を立てて戦闘態勢万全な狛犬。

今にも飛びかかってきそうな造形で活き活きとしてますな。


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で、こちらが拝殿前の様子。

見ていただくと分かるように、拝殿前には上記の狛犬も含めて三対、合計六体の狛犬がいるんですね。



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     【 二対目の狛犬 】

で、こちらが参道手前から数えて二対目になる狛犬。


……え?狛犬?

なんだかカエルのように見えるのはおいらだけですか (;´・ω・`)


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     【 三対目の狛犬 】

胸を張って、どこか誇らしげな様子の狛犬。

胸筋の盛り上がりっぷりがすごいですね。


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     【 拝殿 】

で、こちらが拝殿。

なんていうのか……周囲の欄干?柵?みたいな部分だけが朱塗りで鮮やか。

でも、全体的には年月を経て風化したというか、良い感じに色褪せて白っぽい様子。

冬に撮影したせいか、どこか寒風に耐えてこういう色になったかのような錯覚を覚えます。


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唐破風にかじりついているように見える装飾。

立派なリーゼント。


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こちらは拝殿に掲げられた扁額。

唐破風や社殿に素敵な彫刻が施されているのに対して、扁額の意匠はいたってシンプル。


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     【 本殿 】

なんとか本殿の屋根だけでも見えないかな……と思って拝殿を回り込んでみたものの、これが精一杯。

それはそうと、本殿の周囲の垣には御神紋が彫られているんですねえ。

こういった装飾って結構好きです。




さて、こちらの里宮。

神社で里宮というと、遙拝所だったりして御神体は奥宮に祀られている事が多いんですが、蔵王山は標高も高く東北で雪深い場所……ということで、冬季には奥宮から里宮へと御神体が遷座されるんですね。

そんなわけで、冬季は蔵王山頂の奥宮は閉鎖され、里宮が御本社のようになるんです。


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で、頂いた御朱印がこちら。

初穂料は300円。


冬季は里宮に御神体が遷座するので、里宮でいただく御朱印も奥宮と同じものが押印されます。

見て頂くと分かるんですが、印の文字も『山頂奥宮』と真ん中の列にありますよね。

ただ一か所、夏季に奥宮で御朱印をいただくのと違う場所があるんですが……それはまた今度。

あ。そうそう。夏に里宮でお参りして御朱印をいただくと里宮用の印を押されるようなんですが、それは未確認です。



それにしても、達筆で素敵。

墨書が神社の社号ではなく、御祭神というか、通称というか……こういうのってちょっと珍しいような。

それと、日付がこれまた良い!

月の名前は旧称というか、別名というか。そんな風に記載されるんです。


参拝したこの日は12月12日。

「十二月」でも「師走」でもなく、「極月(ゴクゲツ)」。

極まる月。一年の終わりを否応なく感じさせる、その決然とした字面。

うーむ、たまりませんな(`・ω・´)



この月の別名が風流で、それを全部知りたいがために毎月ごとの御朱印を頂きたくなってしまう神社でした。







■ 蔵王刈田嶺神社(里宮) への地図



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◆ 神社の情報



蔵王刈田嶺神社     ざおうかったみねじんじゃ


御祭神 : 天之水分、国之水分、蔵王大権現

社格等 : 延喜式内名神大社(論社)、郷社

鎮座地 : 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉仲町1