子眉嶺神社(福島県相馬郡新地町)
子眉嶺神社(こびみねじんじゃ)。
福島県相馬郡新地町に鎮座。
御祭神は豊受比賣之命(トヨウケヒメノミコト)。
社格は郷社。
延喜式神名帳に『 陸奥國宇多郡 子負嶺神社 』と名の残る、延喜式名神大社とされている。
社伝によると、第三十代・敏達天皇の御子を祀ったと伝えられており、大宝二年(702年)に仮宮を造った。
その後、延喜七年(907年)に建立。
延喜朝においては、名神大社として官幣を賜り、中世においては旧藩主・仙台候の氏神として社領の寄進や社殿の再建や修繕がおこなわれた。
しかし、安永八年(1779年)には野火により社殿を焼失。
寛政八年(1796年)に仙台候によって社殿再建の起工がなされ、文化三年(1806年)に竣成されたという。
御由緒では敏達天皇の御子を祀ったと伝えられているんだけども、現在の御祭神は豊受比賣命。
歴史の中のどこかの時点で、御祭神がかわったのかなあ。
さてさてさて。
しばらく更新記事は福島県外の神社ばかりでしたが、久しぶりに福島県の神社を御紹介。
今回からしばらくは福島県浜通り北部、相馬方面の神社を更新します。
この記事の子眉嶺神社のある新地町は福島県と宮城県の県境の町。
浜通りのもっとも北に位置する町で、おいらが住んでる福島市から行くには結構時間がかかります (;´・ω・`)
しかも高速道路とかも通っていないので、ひたすら山道を行くしかないんですねえ。
なので、新地町自体へは福島市方面ではなく、宮城県の亘理町や角田、丸森あたりからの方が行きやすいのかも。
とりあえず、まず先に昨年10月にお参りした時の様子から。
【 鳥居 】
道路沿いに面した鳥居。
日の光によって色褪せたのか、うっすらとしたピンク色。
鳥居の後ろに大きな鉄塔があるのが気になるんだけど、この神社の鎮座する新地町には大きな火力発電所があるんですよねえ。
その関係なのかなあ。
【 境内全景 】
さて、先ほどの鳥居をくぐって境内へ。
ご覧のとおり、境内はけっこうな広さがあります。
公園が隣接しているようなので、そちらの利用者も配慮してのことなのかな。
車もかなりの台数が駐車できそうで安心。
【 二の鳥居 】
こちらの二の鳥居は石造りの……明神鳥居?なのかなあ……。
明神鳥居にしてはずいぶん直線的な造形なんですが。
知識がないので判別がつきませぬ (;´・ω・`)
黄色い注連縄がきれいだねえ。
この時お参りした時は10月ということで、絶賛七五三シーズン真っただ中。
鳥居にも七五三詣りの看板が立てられておりました。
【 拝殿前の石段 】
そんなわけで、石段の両脇にも七五三の幟がたくさん。
こういう赤いのぼりがいっぱいあると、華やかが印象になるよね(´∀`)
んで。
参拝後に社務所のインターフォンに話しかけたんだけども、残念ながらこの日は宮司さまがご不在 (´・ω・`)
デジカメの電池も残りほとんど無かったので、
「今回撮れてないところは、次にお参りした時に撮ることにしよう(`・ω・´)」
と思って神社を後にしたのです。
そんなこんなで、東日本大震災の発生からだいたい二ヵ月ちょっとが経過した五月下旬。
被害の状況とかも分からなかったので、再度お参りしてみました。
ここからは地震後の様子の画像です。
【 境内全景 】
【 手水舎 】
鳥居の手前、左手にある手水舎。
こちらは地震の被害はほとんど無いようで安心。
なんですが……ちょっと鳥居の方を見てみると、
鳥居前にはロープが張られていて、「キケン」と書かれた看板が。
やっぱり石造りのものなだけに、振動で大きくズレたりしているようです (´・ω・`)
鳥居の継ぎ目も大きく間が空いてますね……
【 鳥居付近の左右の狛犬 】
比較的新しい風合いの狛犬。
鳥居の近くに立っての撮影だったんで、
「今余震が来たらすぐに鳥居からダッシュで離れられるようにしないと (;´・ω・`)」
なんて思いつつ撮影したのでちょっと落ち着かない感じに(どんな感じだか)
【 鳥居の両脇の石灯籠 】
狛犬は無事だったようですが、石灯籠はご覧の様子。
二ヵ月経過したとはいえ、痛々しい様子のまま横たわっておりました。
東北の石屋さんは墓石の修復とか、かなり忙しいようなんで石灯籠の修繕まではなかなか手が回らないのかなあ (´・ω・`)
【 拝殿 】
平成十一年八月に改築された拝殿。
拝殿の前がすぐ石段になっているので、上手い具合に拝殿を撮影できるポイントが見つかりません (´・ω・`)
木鼻の彫刻はバクか何かなのかなあ。
拝殿に掲げられた扁額は東京の人が奉納したようで。
さすが宇多郡総鎮守の延喜式名神大社、いろいろなところの人に崇敬されているようです(`・ω・´)
【 本殿 】
さて、無事にお参りも済みまして、社務所へ。
こちらの社務所にはインターフォンがついてまして、社務所が閉まっている場合はそちらからお声かけする形になります。
で、いただいた御朱印がこちら。
ダイナミックな書体で惚れ惚れしますねえ(´∀`)
初穂料はたしか、「お気持ちで」だった気がします。たしか。たぶん。
それにしても、神社に津波の被害が無くて良かった。
宮司さんにうかがったところ、国道6号から海側は津波でみんな瓦礫になってしまったらしいです。
相馬・双葉地区の延喜式内社も、現在お参りできる本務社は鹿島御子神社くらいで、あとは津波の被害に遭ったり、原発の避難区域内なんだとか。
もっとも、相馬地区の延喜式内社は兼務社が多いというのもあるんですけどね。
本当にもう、原発事故の一刻も早い終息を願うのみなんですが……
この国の政府はいったいいつになったら除染活動を始めるのやら、失望しかありません。
ちなみにおいら、臆病者なので町が壊滅した様子を見る勇気が無くて、海の近くには行けませんでした (´・ω・`)
知ってた町の姿がもう無いっていうのは、見たくないもんだよね(´・ω:;.:...
■ 子眉嶺神社への地図
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◆ 神社の情報
子眉嶺神社 こびみねじんじゃ
御祭神 : 豊受比賣之命
社格等 : 延喜式内名神大社、郷社
鎮座地 : 福島県相馬郡新地町駒ヶ嶺字大作44


















