琴子の写真を撮るおばさま
「うーん、素敵よぉ~琴子ちゃん。もっと笑って!そうそう!ちょっと、上目遣いってのやってみてぇ!カメラのこちら側にお兄ちゃんがいると思って。」
「もう、そんな(笑)」
「ねぇ、イスの後ろの所に回って!はい、行くわよ~はい、チーズ!」
色々とポーズをさせて写真を撮るおばさま
「はぁ、琴子の制服姿も今日で見納めか…」
「もう、やめてよ、お父さん!」
「さぁ、そろそろ外でも撮りましょっか!」
入江君が降りてきて…
「ねぇねぇねぇ、せっかくの卒業の日なんだから、お兄ちゃんと琴子ちゃんの記念写真を撮りましょうよ~」
「おっ、ほほほほ、無理ですよ~私と入江君が…」
何も言わずに行くので、イヤなのかな?
って思ってたら
「撮るんだろ?」
「えっ?」
「琴子ちゃん、チャンスよ!ほら、早く!早く!」
「はい!ははっ、はは」
家の前での写真撮影
「じゃぁ行くわよ!もうちょっとくっついて~ほら、早く!うーもっともっと。」
「ほー」
「うわぁ~そうよ!それ!素敵!」
「パンくずついてるぞ!」
「うわぁっ」
入江君のこんな笑顔初めてかも~
学校へ向かう二人
「最後だし、一緒に行こうよ~」
何も言わない入江君
「しかし、月日の流れるのは早いですよね~」
だまったままの入江君
「今日で、高校生活終わっちゃうなんてさ。でも私三年間でこの一年間が一番楽しかったなぁ~」
「俺は、十八年間でこの一年が一番辛かった。」
そう言われてショックを受ける琴子
琴子と入江君の登校の様子を見てる金ちゃん達
「あいつら今日も一緒ですぜ!いいんですか?兄貴?」
「あの野郎、琴子姉さんの為に東大を諦めたとか」
「琴子がそんだけええ女やって事や!入江も中々やるやないか!まっ、そっちの方がこっちの腕がなるっちゅうもんや!俺にはな、壮大な計画があるんや!」
「計画?」
「俺と琴子はふふっ、ちゅっちゅすんねん」
『ちゅっちゅ?ちゅっちゅ?えっーキスするー?』
「でかい、声が。」
『えー、キス?』
「お前等、この学校の伝説知ってるか?」
『伝説?』
「卒業式の日に、キスしたカップルは永遠に結ばれるっちゅう」
「それで兄貴もその日にキスを」
「俺は琴子と永遠を誓いあう仲になるんや!」
「でもどうやって、無理矢理?」
「無理矢理、無理矢理はちょっと…」
「そんな野暮なことはするか?俺にはなとっておきの作戦があるんや!」
『作戦?』
「はっはははは(笑)琴子へ愛のラブソング~」
『声でかい、声でかい!ちょっと待って、ちょっと待って!』
卒業式が始まり
皆が泣いてる中、冷静な入江君
卒業式は無事に終わり外にでると…
PART4へ続く








