先生と謝恩会の話しをする三人
「そうか!今年の謝恩会の幹事はお前達なのか。」
「はい!まだお店は決まってないんですけど、先生に是非出席していただきたくて。」
「もちろんだよ!えーしかし三人ともよく頑張ったな!本当に卒業おめでとう!」
「あざーっす!うちらF組全員欠けることなく一緒に卒業出来て超嬉しいっす」
「最高の卒業式と謝恩会にしようねー、ねー先生!」
「はい!」
「うぃー」
「でも、まぁ一人だけ卒業式出ないって言ってるやつがいるんだけどな」
「えっ?」
「あれ?池沢金之助のこと聞いてないのか?」
「金ちゃん?あっ、そう言えば…今日も欠席だもんね。」
「まさか、金ちゃん卒業出来なかったんですか?」
「いや、有り得る。あいつなら有り得る」
「イヤイヤイヤ、卒業は出来たよ!卒業は!出来たんだけど…」
先生から聞かされた琴子は金ちゃんに会いに行くことに
「金ちゃん!」
「琴子。何でここが分かったん?」
「銀太郎君と銅像君に聞いて。」
「ふー、あいつら余計なこと言いやがって。」
「金ちゃん、一緒に卒業式出よう。銀太郎君も銅像君も心配してるよ。」
「はぁ、ふー、あいつらから聞いたんやろ?俺が内部進学できんやったこと」
「うん、でもうちのクラス他にもそういう人達いるよ。銀太郎君達だって専門学校行くんでしょ?」
「俺な、でっかい事しよう思って、大阪から東京出てきたんや!」
「でっかい事ってなぁに?」
「まだ分からん。せやけど一度っきりの人生やから、男やったらでっかいことやって最高の嫁さんもろうて、最高の家族作って、そのためには、日本で一番でかい街に行かなあかん思ってな、一人で東京出てきたんや。」
大阪から東京へ出てきた心境を話す金ちゃん
「せやのに、入江の野郎に会わす顔ない…」
「入江君?」
「だってそうやろう?琴子に対する想いは誰にも負けへんとかたんか切っといて、進学も出来んなんか…はぁ、入江の野郎はお前と同じ大学に行く言って東大まで諦めたんやろ?」
「正確にはそうとは言えないけど」
「俺あいつに負けっぱなしやんか。自分が情けない。」
「大学だけが人生じゃないよ。ねぇ、前にも話したでしょ?うちのお父さんと入江君のお父さんって親友じゃない、でもね、入江君のお父さんって東大出身なんだ。自分で会社起こして、一代で大企業まで成長させたすごい社長さん。一方うちのお父さんは高校にも行ってない。中学出てすぐに板前として修行始めたの。金ちゃんも知ってるよね。でもね、二人って本当に仲がいいの。お互いの仕事を認め合って、尊敬しあってる。」
「せやなかったら路頭に迷ってる琴子達自分の家で引き受けたりしないやろな。」
「でしょ!つまり、何が言いたいかって言うと、私も金ちゃんも勉強は得意じゃないけど、何か別の得意な事を見つけたらいいんじゃないかな?って思うの。」
「俺の得意なこと?」
「金ちゃんにしか出来ないでっかいことを見つけたらいいんじゃない?」
「なぁ、もし俺がそれ見つけて、一人前なったら、琴子は俺のこと好きになってくれるんか?」
「それはまた別問題だけど…」
「ふっ、でも入江の野郎も言っとったもんな、先のことは分からんって。今日は嫌いでも明日好きになるかもしれへんって。」
「私、金ちゃんの事嫌いってわけじゃ、ただ友達としか見れないって言うか…」
「今はそれで上等や!俺絶対自分の得意な事見つけて、それ仕事にして一人前なったる!待っとけよ、琴子!」
「えっ、じゃぁ卒業式は?」
「あぁ、堂々と胸張って出たるわ!学校の成績だけが男の価値やない!俺、絶対入江に負けへんビッグな男になってやる!」
「素敵な卒業式にしようね!」
「あぁ!ええ思い出作ろうや!」
「うん!」
金ちゃんに自分なりに思いを話した琴子
金ちゃんにも琴子の思いが伝わったみたいでよかった!
翌日
「琴子!」
「うぉー、ほほ、何?」
琴子と金ちゃんの姿を見つめる入江君。
何を思ったのかな?

「おう!金ちゃんが戻ってきたでぇ~」
「兄貴ぃ!」
「金ちゃん、あんた大丈夫なの?」
「大丈夫って、何がや?」
「だって大学…」
「じんこ、お口チャック!」
「イヤイヤイヤイヤイヤイヤ、俺は君たちより一足早く大人になろうと決意したんや!そんでいつでもカモン琴子!と言う状態になってやるんや!」
「要は進学しないで就職するってことね。」
「おう!」
「金ちゃん、前向き!てかただの脳天気?」
「ははっ(笑)」
「いいじゃん!金ちゃんやっと卒業式に出る気になったんだから」
「おっ、そんな事よりお前等卒業式の謝恩会の実行委員なんやろ?」
「そうなの。今もじんことどのお店にしようか相談してたとこ」
「予算ないからキッツいんだよね~」
「ふんふん、ふふっ、ブタリアン?アカンアカン!こんなしょぼい店!俺も実行委員やったる!最高の謝恩会にしたるから期待しとけ!」
「どうする?」
「んー、まぁ、食べ物に関してだけは金ちゃん信頼できるもんねー」
「食べ物だけってなんや!」
「金ちゃんありがとう!助かるよ!」
「おい!F組の皆!高校最後の夜、最高の夜にしたるで!お前等、顔洗って待っとけ
や!」
「首、首です。」
「首洗って待っとけよ!」
『おう!おー!』
「顔も洗おう!」
「顔も洗おう!」
「顔も洗います!」
「顔も洗え、顔も!」
このクラス皆仲良さそうで、めっちゃ楽しそうでいいね!
金ちゃんも元気になったみたいで良かったね。
PART3へ続く
「そうか!今年の謝恩会の幹事はお前達なのか。」
「はい!まだお店は決まってないんですけど、先生に是非出席していただきたくて。」
「もちろんだよ!えーしかし三人ともよく頑張ったな!本当に卒業おめでとう!」
「あざーっす!うちらF組全員欠けることなく一緒に卒業出来て超嬉しいっす」
「最高の卒業式と謝恩会にしようねー、ねー先生!」
「はい!」
「うぃー」
「でも、まぁ一人だけ卒業式出ないって言ってるやつがいるんだけどな」
「えっ?」
「あれ?池沢金之助のこと聞いてないのか?」
「金ちゃん?あっ、そう言えば…今日も欠席だもんね。」
「まさか、金ちゃん卒業出来なかったんですか?」
「いや、有り得る。あいつなら有り得る」
「イヤイヤイヤ、卒業は出来たよ!卒業は!出来たんだけど…」
先生から聞かされた琴子は金ちゃんに会いに行くことに
「金ちゃん!」
「琴子。何でここが分かったん?」
「銀太郎君と銅像君に聞いて。」
「ふー、あいつら余計なこと言いやがって。」
「金ちゃん、一緒に卒業式出よう。銀太郎君も銅像君も心配してるよ。」
「はぁ、ふー、あいつらから聞いたんやろ?俺が内部進学できんやったこと」
「うん、でもうちのクラス他にもそういう人達いるよ。銀太郎君達だって専門学校行くんでしょ?」
「俺な、でっかい事しよう思って、大阪から東京出てきたんや!」
「でっかい事ってなぁに?」
「まだ分からん。せやけど一度っきりの人生やから、男やったらでっかいことやって最高の嫁さんもろうて、最高の家族作って、そのためには、日本で一番でかい街に行かなあかん思ってな、一人で東京出てきたんや。」
大阪から東京へ出てきた心境を話す金ちゃん
「せやのに、入江の野郎に会わす顔ない…」
「入江君?」
「だってそうやろう?琴子に対する想いは誰にも負けへんとかたんか切っといて、進学も出来んなんか…はぁ、入江の野郎はお前と同じ大学に行く言って東大まで諦めたんやろ?」
「正確にはそうとは言えないけど」
「俺あいつに負けっぱなしやんか。自分が情けない。」
「大学だけが人生じゃないよ。ねぇ、前にも話したでしょ?うちのお父さんと入江君のお父さんって親友じゃない、でもね、入江君のお父さんって東大出身なんだ。自分で会社起こして、一代で大企業まで成長させたすごい社長さん。一方うちのお父さんは高校にも行ってない。中学出てすぐに板前として修行始めたの。金ちゃんも知ってるよね。でもね、二人って本当に仲がいいの。お互いの仕事を認め合って、尊敬しあってる。」
「せやなかったら路頭に迷ってる琴子達自分の家で引き受けたりしないやろな。」
「でしょ!つまり、何が言いたいかって言うと、私も金ちゃんも勉強は得意じゃないけど、何か別の得意な事を見つけたらいいんじゃないかな?って思うの。」
「俺の得意なこと?」
「金ちゃんにしか出来ないでっかいことを見つけたらいいんじゃない?」
「なぁ、もし俺がそれ見つけて、一人前なったら、琴子は俺のこと好きになってくれるんか?」
「それはまた別問題だけど…」
「ふっ、でも入江の野郎も言っとったもんな、先のことは分からんって。今日は嫌いでも明日好きになるかもしれへんって。」
「私、金ちゃんの事嫌いってわけじゃ、ただ友達としか見れないって言うか…」
「今はそれで上等や!俺絶対自分の得意な事見つけて、それ仕事にして一人前なったる!待っとけよ、琴子!」
「えっ、じゃぁ卒業式は?」
「あぁ、堂々と胸張って出たるわ!学校の成績だけが男の価値やない!俺、絶対入江に負けへんビッグな男になってやる!」
「素敵な卒業式にしようね!」
「あぁ!ええ思い出作ろうや!」
「うん!」
金ちゃんに自分なりに思いを話した琴子
金ちゃんにも琴子の思いが伝わったみたいでよかった!
翌日
「琴子!」
「うぉー、ほほ、何?」
琴子と金ちゃんの姿を見つめる入江君。
何を思ったのかな?

「おう!金ちゃんが戻ってきたでぇ~」
「兄貴ぃ!」
「金ちゃん、あんた大丈夫なの?」
「大丈夫って、何がや?」
「だって大学…」
「じんこ、お口チャック!」
「イヤイヤイヤイヤイヤイヤ、俺は君たちより一足早く大人になろうと決意したんや!そんでいつでもカモン琴子!と言う状態になってやるんや!」
「要は進学しないで就職するってことね。」
「おう!」
「金ちゃん、前向き!てかただの脳天気?」
「ははっ(笑)」
「いいじゃん!金ちゃんやっと卒業式に出る気になったんだから」
「おっ、そんな事よりお前等卒業式の謝恩会の実行委員なんやろ?」
「そうなの。今もじんことどのお店にしようか相談してたとこ」
「予算ないからキッツいんだよね~」
「ふんふん、ふふっ、ブタリアン?アカンアカン!こんなしょぼい店!俺も実行委員やったる!最高の謝恩会にしたるから期待しとけ!」
「どうする?」
「んー、まぁ、食べ物に関してだけは金ちゃん信頼できるもんねー」
「食べ物だけってなんや!」
「金ちゃんありがとう!助かるよ!」
「おい!F組の皆!高校最後の夜、最高の夜にしたるで!お前等、顔洗って待っとけ
や!」
「首、首です。」
「首洗って待っとけよ!」
『おう!おー!』
「顔も洗おう!」
「顔も洗おう!」
「顔も洗います!」
「顔も洗え、顔も!」
このクラス皆仲良さそうで、めっちゃ楽しそうでいいね!
金ちゃんも元気になったみたいで良かったね。
PART3へ続く


