その日の夜
(入江君と二人で勉強かぁ~)
「琴子ちゃん、今夜もお夜食作るわね!」
「ありがとうございます!」
「母さん、今日は夜食二つ頼むよ!琴子さんの部屋に持ってきて」
その言葉に驚く家族。
「二つって、まさか、お兄ちゃんが勉強するとか?」
「そうだよ!」
「こ、琴子ばっかりずるい、お兄ちゃん僕の勉強も見てよ!」
「お前はいいんだよ!始めるぞ!」
「はい!」
至って冷静な入江君。
さっさと食べ終わり先に部屋へ向かい入ろうとするが、女の子の部屋に先に入るのはって思ったのか、琴子に先に入るよう促します。

「で、何からやる?苦手な科目は?」
「数学かな?」
「じゃぁそれだ!」
教科書を探す琴子。
すっと先に教科書を見つける入江君。

「範囲ってどこまで?」
横にあるイスを引っ張ってきて訪ねる入江君。
「範囲は一緒じゃないの?」
「俺は知らないもん!」
ペラペラと教科書をめくり…
「範囲は…あれ?」
ノートを探し
「あった!40ページまで」
「ふーん」
なんかこの言い方ムカつくよね。
「じゃぁ、出るのは…」
ペンを要求し、受け取ったペンに驚きつつも…
「ここと、ここと、」
「何で分かんの?」
「こんなの大体ポイントだよ!」
「入江君って、いつもどうやって勉強してるの?」
「一回聞いたり読んだりしたら覚えちゃうから」
私はこんなに苦労して勉強してるのに…
って琴子は思っただろうね。
「じゃぁ俺がいくつか例題出すから解いてみて」
問題を書き始める入江君
「これが解けたら80点はいくから」
最初っから80点いく問題ってハードル高すぎでしょ!
難しすぎて、入江君を見る琴子
「お前は一体授業中何を聞いてるんだ!」
あきれた表情の入江君
「お前の頭の中を見てみたいよ!」
「すいません!」

一階ではお父さんは入江君が勉強する事に驚いていますが、お母さんは琴子ちゃんは予想以上に凄い子かも。
って喜んでいますが、裕樹君は納得がいかない様子
入江君はパソコンで予定表を作り、琴子へテープを要求しますが、ペンと同様ファンシーすぎて驚きますが…
「このスケジュールは絶対厳守!トイレに行くときも、風呂に入ってるときも単語帳を手放すな!」
「すぱるた!鬼!」
「無駄話をしてる暇はない!さっ、今日はこれから数学の公式の確認するぞ!」
「ん、えぇ~、もう12時過ぎてんのに…」
翌日の学校でも入江君のスケジュール通り、クラスの皆が騒いでいる中勉強をする琴子。
教室や図書館で毎日勉強!
家では優しく見守る入江君


一つずつ予定こなしていき、入江君の言いつけを守り単語帳を手に一生懸命です。

歩きながら単語の確認
「これまでの所」
「ソウパー」
「別の言い方をすると?」
「イン、アザワーズ」
「On purpose」
「ん?」
「オンパーパス!」
「わざと?わざと!」
仲良さそうに問題を出し合いながら歩く二人。
入江君も写真を返して欲しいとかそのためだけにやってるのではなく楽しそう。

最終日、学校でのやる内容全て終わり~

で、夜の入江君との最後の勉強で…

PART5へ続く