ヘブライ語 ~ 完了・未完了
ヘブライ語も、言語の中で過去・現在・未来というとらえ方をしないようだ。完了・未完了で分けるようだ。
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ボーマンの言うところによると、イスラエル人は一般のヨーロッパ人が使うZeit(時)にあたる時間の観念を表す固有の言葉をもっていないという。そして、ヘブライ語には完了体と未完了体の二種があるだけであるという。
「ヨーロッパ人は過去・現在・未来の時称を通して行為を空間に置き換え、それぞれの場合に応じて線上に固定する。これに反して、セム人 は、話者の意識が行為を決定する固定点なのである。この場合行為がすでに完了しているか、あるいはまだ発展の途上にあると考えるか二つの心理的な可能性がありうる。(完了しているとみれば完了体であり、発展の途上にあるとみれば未完了体になる。)したがってヨーロッパ人の行為は客観的、非人格的、空間的な方向をとって決定される。ところが、ヘブライ人は主観的、人格的、時間的に思惟する」
(大野晋著 「日本語の文法を考える」 p143)
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ボーマンの言うところによると、イスラエル人は一般のヨーロッパ人が使うZeit(時)にあたる時間の観念を表す固有の言葉をもっていないという。そして、ヘブライ語には完了体と未完了体の二種があるだけであるという。
「ヨーロッパ人は過去・現在・未来の時称を通して行為を空間に置き換え、それぞれの場合に応じて線上に固定する。これに反して、セム人 は、話者の意識が行為を決定する固定点なのである。この場合行為がすでに完了しているか、あるいはまだ発展の途上にあると考えるか二つの心理的な可能性がありうる。(完了しているとみれば完了体であり、発展の途上にあるとみれば未完了体になる。)したがってヨーロッパ人の行為は客観的、非人格的、空間的な方向をとって決定される。ところが、ヘブライ人は主観的、人格的、時間的に思惟する」
(大野晋著 「日本語の文法を考える」 p143)
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