私の英語遍歴、第二話をお届けします。
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中学校に入学して、待ちに待った英語の授業。担当の先生は、私たちを最後の生徒として定年退職したおじいちゃん先生。
英語の授業受けるの初めてだから、素直に言われた通りやってたけど、今思えばなかなか、えーと、アンティークな教え方でした。

とにかく教科書丸暗記。

もちろん和訳とか説明もあるんだけど、先生のお世辞にもネイティブとは言えない発音について音読し、次は手をパーパーにして教科書に置いて指の間から見えるとこだけをヒントに音読、そして最後は暗誦。

教科書だけでなく、副読本のショートストーリーも暗誦。夏休みの宿題も、暗誦。

この授業が全て間違ってるとは思ってません。もちろん全部じゃないけど、今でも覚えてて空で言えるもんね。

中ニに上がる時に定年退職により新しい先生になり、この先生もそんなにお若い方ではなかったけど、カセットテープではなくて当時最新のCDを使ったり、イラストや、裏返すと動詞の過去形や過去分詞が書いてあるラミネート加工した教材を独自に作ったりして、今のタブレットやパワポ使うのとは違うけど、attractiveな授業だったと思います。

それでも、当時って教科書を予習=和訳して、順番に訳を言っていったりとか、そんな授業。

嫌いでもないし、苦手でもないけど、大好き!ってほどでもない、ふつーな科目でした。成績は悪くなかった。

そんな中、私と英語が再び出会ったのです。




映画「アンタッチャブル」
ケビン・コスナーが主人公のエリオット・ネス、ロバート・デ・ニーロが宿敵アル・カポネを演じる、アンタッチャブル。

最初は、テレビで放映したものを見たんです。その時、何故か日本語吹替ではなく、字幕版でした。録画をしてたのも奇跡的。
映画はそこそこ見る家庭でしたが、ここまで撃ち抜かれたのは初めてで、特に最後のセリフ、その時の字幕では

「一杯やるさ」

これが私の英語との2度目の出会いでした。

英語でなんで言ってるのか知りたくて、今みたいに簡単にスクリプトが手に入るわけでもないし、ネットで質問できるわけでもないので、ビデオテープを巻き戻しては再生、巻き戻しては再生、を何十回も繰り返し、

 We gonna have a drink.

 

これが聞き取れた時の喜び。

ハレルヤ!

エウレカ!


私の絶対塗り替えられない、生涯ベスト映画の座に君臨しています。いまだに年に一度は見る。そして泣く。


あー見たくなってきた。後で見よ。


また続きます。