こんにちは、kekoです。
今日は can と be able to の続きをやりたいと思います。
can は「(根拠がある)能力」を表し
be able to は「その時できる状態にあること」を表すと説明しました。
一応、前回はこちら
このYes, we can. はオバマ元アメリカ大統領の選挙キャンペーンで
多用された言葉からタイトルにしたのですが
気づいていただけましたでしょうか
私はオバマさんの話し方が好きで、演説とかインタビューを
リスニング教材によく使ってました。今も時々聞いてます。
なんだかとても enpower されるんですよね。
あと、奥さんのミシェルさんの Becoming(邦題:マイストーリー) は
原書と、本人が朗読したオーディオブックも持ってます。
おっと、前置きが長くなってしまった。
娘に教えてる時も、この調子で脱線しまくりです
The baby can't walk yet.
He isn't able to walk now.
この二つの文章の「できない」のニュアンス、わかりましたか?
The baby can't walk yet.
→赤ちゃん、まだハイハイしたりするだけで、歩く能力がないから歩けない。
He isn't able to walk now.
→骨折したり、病気だったりして今一時的に歩けない。
こんなニュアンスの違いはありますが、
普段の会話では圧倒的に can を使うことが多いです。
be able to の方が、口語としては堅めの表現になります。
「今日のパーティ来られる?」だったら
Can you come our party today?
Are you able to come our party today?
能力がどうとか一度限りとかじゃなく、圧倒的に上の例文だな。
とはいえ、使い分けが必要な場面もあります。
①人や生き物以外が主語になるときは can
基本的に be able to の主語は人や生き物です。
人や生き物以外を主語にしたいときには、can を使いがち。
「コンピュータは人間よりも早く計算できる」
〇 Computers can calculate faster than human.
× Computers are able to calculate faster than human.
②can 以外の助動詞を一緒に使いたいとき
「彼女は英語を話せる」はどちらも言えますが
〇She can speak English.
〇She is able to speak English.
例えば will と一緒に使うとき
「彼女は1カ月で英語を話せるようになるでしょう」
× She will can speak English in a month.
〇 She will be able to speak English in a month.
may と一緒にも使うとき
「彼女は英語が話せるかもしれない」
× She may can speak English.
〇 She may be able to speak English.
助動詞をふたつ重ねて使えないので、be able toを使います。
③過去のことを話すときの注意
can の過去形は could
be able to の過去形は was/were able to
過去においても
「能力があったからできたこと」は could
「その時(一回だけ)できたこと」は was/were able to
を使います。
現在と同じですね。
I could run faster when I was a child.
子供の時はもっと速く走れた。←早く走る能力があった
Finally, I was able to find my cat.
ついに、私は猫を見つけることができた。←1回だけのできごと
余談として
・・・ではあるのですが、単に「過去に~できた」と言いたいときには
be able to を使うことが多いようです。
もちろん、could をつかう方がいい場合もあるんですが
英語話者が could/would など、助動詞の過去形を見ると
まずは
「あ、仮定法?」って感じてしまうので
(私もcould/wouldを見たら仮定法を疑えと習いました)
be able to の方が単純に「できた」の意味にとらえてもらいやすいと。
これはまた、仮定法が出てきたころに悩みましょうかね。
ではまた!