子供たちは、本当に素直で、

 

良いことも、悪いことも、すぐ吸収してしまう…

 

「エラーを許すな!エラーをせめろ!」

「どんまいじゃねーよ!何やってんだよって言え!」

 

前監督の言葉

 

 

これを聞いた時は、本当に衝撃で・・・

 

こんな事を言われて育った子供たちは、

 

いったい、どう育ってしまうのだろう・・・と

 

 

 

どこぞの強豪高校でそういう指導があることも知っていますが、

高校生が受け取る意味と、

小学生が受け取る意味では、全然違ってくると思います。

 

人間的、道徳的な事も、野球を通して成長させたいと

願っている保護者はどう思うのだろう・・・

 

私だけが深く考えすぎなのか・・・

 

 

ですが、実際チームの雰囲気は最悪で、

すぐに相手の悪いところをいい、けんかが絶えず

公式戦で一勝もできない・・・

 

打てない子には、「待て」か「バント」等、

いろいろありますが、

百歩ゆずって戦術的なことには目をつぶったとしても、

 

仲が良かった息子の同級生たちも、

 

そんな監督でも信じて頑張る子、不信感で休部せざるを得なかった子、

退部した子、

学校生活でも悪口を言い合うようになり、

けんかしてもすぐに仲直りだった子たちに、

根の深い溝ができてしまい・・・

 

そんな友達の姿を見て心を痛めた息子が不登校になり・・・

 

やはり、自分がどうにかしなきゃと思った。

 

 

幸いというか、世の中、人生というのは導かれているなぁと

感じるのは、

 

息子が2歳の時から、息子のためにと学んできた

野球の知識

 

息子が小学校に上がった時にぶち当たった壁で得た、

子育ての知識

 

自分が育児・コロナで鬱状態になっていた時に得た、

仏教にも通ずる悟りにちかい思考への知識

 

今、この時のためにあったのだと知る。

 

野球の練習中に、いざこざがあるのはしょっちゅうで、

そういう時でも、自信を持って伝えられる言葉。

 

子どもたちは、素直に聞いてくれる。

 

そして、チームの雰囲気もどんどん変わっている。

 

 

 

先生という職業。

本当に尊いなと思う。

 

いろんな先生がいるし、いろんな先生がいるから

そこから多種多様なことが学べる。

学ぶ側も多種多様だから。

 

学童野球の監督コーチは、

先生ではない。(たまたま先生という職業の人もおられますがにっこり

 

人格者であってほしいですが、

そんな人なんて、きっと奇跡に近いくらい

恵まれた出会いなんだろうなぁ

 

これから、中学高校そしてプロ

 

いろんな監督コーチと出会うであろう息子の野球人生

 

今、根っこの部分を育てている。

 

しっかりした根っこであれば、

 

どんな暴風雨でも、折れない

 

しなやかな大樹に

 

育ってほしいと願う。