急な暖かさで早めに蕪島に戻って来たのに、あまりの寒さに耐えるウミネコ
数年前の梅雨から秋にかけて、2年ほど続けておたまじゃくしからカエルに変態するのを観察して楽しんでいたことがあります。
初めてだったんです。
おたまじゃくしに、、
足が生えてきたんだけど〜〜!!!
きゃ〜〜
これがびっくりの悲鳴なのか、嬉しい悲鳴なのか、自分でも分からなかった。
でも飼っている子たちの体に、手と足が生えてきて、尻尾が短くなって、水槽の側面にへばりつくようになっていき。
おててとあんよが〜〜❤︎
お腹がビタッとくっついてる〜〜❤︎
毎日見てるとやっぱり可愛い、と感じるようになります。
ちなみにあんなに可愛いアオガエルですけど、アカガエルのウブな姿を見てからだと、すっごく人相が悪く見えます。
↓アカガエル
20歳前後には2回ほど、部屋に出没したヤモリの赤ちゃんを捕獲して飼ってみたりとか。
夜中にキッチンで気配を感じて、見たときには
ゲッッ!!!
って思いましたけど、なぜか、近くでじーーーーっと見たんですね。
おててが5本に分かれてて…
可愛い〜〜❤︎
なんだ、この可愛さは!!
生命ってすげえ!!
そう思ったんです。
5歳あたりに東京から青森の田舎に移り住んだ私は、虫とか両生類だの、爬虫類だの、昔は大っ嫌いだったんです。
東京ってせいぜい、○キ○リくらいしか出ないですよね。
↑
カマキリ、ではないです。
あ、文字が違う。(笑)
そしてそれは、新聞紙かスリッパでハタくもんだと刷り込まれた私には全然怖いものではなかった。
でも田舎に来たら、虫の種類と出くわすシチュエーションが一気に増えた!
特に異常にデカイ蛾とか、足がいっぱいのやつとか。
怖くて。
ムリムリムリムリ
何が怖いって、いろいろありますけど、
あっちいけ、って追っ払おうとしても向かってきちゃう、コミュニケーションの図れなさ加減とか…。
(今は図れるけど。)
わたしにとって何よりも怖かったのは、あの生命力!!
考えてもみてください。
彼ら、あんなに小さいけど、、
私たち人間と同じ大きさにしてみたら?
どんだけ早く移動するの!
どんだけ早く繁殖するの!?
どんだけ?!
………
いやぁーーーっっ( ゚д゚)気絶。
という生命力が非常に怖かったんですよね〜。
とはいえ、人間ほどの確率で成体まで辿り着けるとは限らないし、
たくさん淘汰されてしまうから、たくさん繁殖するわけですよね。
だけど、これだけ生命力や野生的な感覚が低下している現代人には、とにかく理由もなく
虫!ムリ!気持ち悪い!大っ嫌い!!
って自然なことだと思います。
なんとなく残ってる人間の本能が拒絶しますよね、その自然の脅威に。
今のオレらには、、ヤバい…ムリだ!(戦慄)
笑
エントロピーの法則で、どんな美しいバラでも可憐な花でも、手入れもせずにほっときゃあすぐにジャングルになります。
まさに野放図。
適度に人の手を入れることは大切なことです。
だから、イギリス人はせっせとガーデンのお手入れに勤しみますが。
虫を駆逐し、伸びた枝や葉、ボーボー生えた草を切ったりむしったり。
でも、自然の生命力は人間の敵なのではありません。
私たちがすり減らした生命力を補ってくれます。
風が木の葉や草の間をザーッと流れるとき、
私たちの増え過ぎた思考のゴミを一緒に流していきます。
雨のしずくがそれらを優しく、時に激しく打ち、流れていくとき、
私たちの理性で処理しきれなかった様々な感情を流していきます。
太陽がそれらを穏やかに、時に力強く照らすとき、
私たちの低次で怠惰な煩悩を燃やし尽くしてくれます。
いつもはコンクリートを打ち付けて歩いている私たちの足が土の上を、草の上をサクサクと歩くとき、
頭でばかり考えて空回り、本当に欲しいものが何なのか、したいことが何なのか分からなくなってしまっていたことが、
私という生命を使って何をしたいのかを内側から思い出し、手に入れる準備を始めます。
そして人間が忌み嫌う虫や生き物たち。
虫のすべてが嫌われるわけではないですよね、特に嫌われるタイプがいる。
けれど、○キ○リや○カデとか、ネズミとかそういう生き物たちは、私たち人間のネガティヴな思考や感情を代表して現してくれているのです。
世の中は面白いことよりも辛くて苦しいことの方が多いように見えるけれど、
もし彼らがいなければ、私たちはもっともっとたくさんの負の感情や煩悩や否定によってイライラして、
もしかしたら電車で隣に座った人や道行く人、家族なんかに対して、頻繁にネガティヴな行動を取って攻撃するかもしれません。
要はもっとひどい世界になっている、ということなんです。
世界に無駄なものは無い。
嫌いな生き物も、
嫌いな人も、
嫌いなものでも、何でも。
たとえ自分のことが嫌いでも。
そうやって何かがバランスを取ってくれている。
私はアデプトを受けて、私が知っていたはずの世界とは違う、世界の本当の仕組み、姿を知ったときに、嫌いなものがどんどん減っていきました。
気持ち悪くて、大っ嫌いなはずの生き物の存在が全く変わって見えるようになったのです。
カタチにこだわったり、常識にこだわって見れば、嫌いな角度からしか見えないものたち。
でも世界がどれだけ美しいか、
私という存在がどれだけ価値があって、美しいのか、
それを知ったとき、気持ち悪い生き物の別の角度、生命の美しさが見えるようになったのです。
苦手なものはまだ苦手ではあるけど、、
私はスパイダーがダメです。
けれど、彼らが糸と重力で織り成す、彼らの巣。
朝露に濡れた蜘蛛の巣って美しいですよね〜〜
蜘蛛が巣を張っていくさま、見たことありますか?
これまた美しいんですよ〜
もし機会があったら見てみて欲しいです。
子供の頃はアレを二股の枝でひゅっとやって、トンボを取る網にしたこともありましたけど。。
蜘蛛、トンボ、どっちもごめん。