2005年、井手克彦が亡くなった後、モスクワで開催された

【ロシア剣道連盟主催居合道セミナー】に、私が講師として招かれました。


前列真ん中、椅子に座っています

次に講習を受けられるのは、何年後か?と思って、本当に真剣に受講してくれました。
通訳が、間違って訳すると全員が間違った、刀法で行うのです。
通訳に詳しく説明するのに、時間を取られました。
今なら、もう少し分かりやすく、教える事が出来たのに。

プーチンの戦争で、ロシアの居合道修行者は、どうしているか?
お稽古出来ているか?
プーチンの柔道名誉段位剥奪で、日本の武道は禁止されているかもと、心配しました。
ヨーロッパ選手権や講習会にも、ロシアは、ボイコットされていたようです。

ソビエト時代、日本の柔道や、合気道、空手を行っていた人達は、投獄された時も有ったそうです。
居合は、指導者がなく、1995年に井手克彦が文部省(現、文科省)の国際交流の剣道講師としてロシアに行った時、一部の人が当時全日本の大会で活躍していた井手に「居合」を教えて欲しいと言ってきたのが始まりでした。
剣道講師として派遣されているのに、居合道を教えて良いのか、文部省と何度か連絡をとり、剣道講習の時間外なら、OKとの了承を得ました。当時のロシア剣道連盟の会長も、居合を習いたい一人でしたので、時間外の稽古場所も直ぐに手配。そうしてロシアの居合道が始まりました。