妹が、あまりにも私が幼少時~高校生までに思っていたことと一致したことに、私は驚かされた。

父の暴力が酷くて、母はそれを助長させていた風潮があったと、妹は言っていて、私はそれを聞いて、あぁ~私が感じていたことは間違いではなかったのだと、改めて思い知らされた。

うちの家族はとても笑いの絶えない家族だ。
いつも誰もが冗談を言って笑っている。

それはいい。そこまではとてもいい家族だ。
だがそれ以上のことは…。


気分が悪くなるので、この話は今日はやめておこう。
私は他人が笑っていないととても不安で、無意識にテンションを上げて、明るく振舞ってしまう癖がある。
人がとてもつまらなそうだと、自分のせいだと自責する節がある。

だからと言って、私の高いテンションについていけずに、とても疲れたと感じた人がいたとしたら、それはそれですごく落ち込む要素なのだ。

だから私は、笑っていてもシリアスな話をしても、居心地が悪いというのに、ほぼ変わりはない。

どうしたら、もっと自分らしく、例え暗くても、そして例え人前で泣いたとしても、世界が終るだなんて思わずに、もっと自分の感情を表現できるのだろう。

だが、幼い頃から仕込まれた、「泣いたらいけない。泣いたら馬鹿にされる!」という呪縛からは未だに逃れられずにいる。

友達の前で泣いたことが小学二年生以来ない。

まぁ、その時事件が起きて、小二で、「もう二度と人前で泣かない」と悟ったこともあり、また、それ以外のシュチュエーションで、大泣きしたところを、父に思いっきり馬鹿にされて、大声で爆笑されたことを未だに忘れてはいない。

父は子供の私に「ナオミは口で言っても分からないから、動物と同じだから殴るんだ」と平然と言ってのけた。
小学生に、その言葉はきつかった。

父はとても楽観主義だと自分でも豪語しているほどだ。

県の職員をしていて、テレビにも4、5回出た。

仕事上被告席に座ったこともあるらしい。

それでも自分は悩まないし、とてもプラス思考な性格だと言っている。
私はそれでも構わないが、自分さえ良ければ、自分の子供がどうなろうと関係ないのだろうか?という気持ちを否めなかった。


高校の時、私は家の飲み物に毒物を混入した。
両親を殺すつもりだった。

ただ、妹がそれを飲んで腹を下したので、妹を恨んでなかった私は、「妹は殺せない」と毒物混入事件は幕を閉じた。


私は父に殴られ、父に責められ、同じく母にも責められ、そして妹と弟にも責められた。

家族4人に一斉に罵声を浴びせられ、泣きたかったけど、絶対に泣いては負けだと思って、ぐっとこらえて耐えた。

ただ、私は、父母が妹や弟に対して言った理不尽な攻撃だけは、私は思いっきりかばった。
そして、妹と弟にたくさんの愛情を与えた。

妹はそれを覚えていてくれて、感謝してくれていた。

私は家族一人不幸な目にあったけど、妹と弟が、あの時のことを感謝してくれているのなら、もうそれでいいと思った。


私は誰も恨まない。

恨むとしたら自分しかいない…。。。




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