『わっしょい×ロッケンロー』

劇団のHPには代表として文章を書いたのだけれど

そんなの関係無しに
文章を書いておきたいと思った
言葉も選ばず書いておきたいと思った
まずはそれをしないと
もうここから一歩も前に歩き出せないかもしれない
という俺の心の弱さが前面にある至極個人的なブログなんだけれども
こういう場で誓っておかないと
すぐズルしちゃうのも俺の駄目な所なのだけれど
どうか今日だけは御容赦下さい

劇団員のノブが死んだ

永眠だとか他界だとか
なんだか違う言い方だと
なんだかぼやけてしまって
というかぼやかしてしまって
ただその事実を受け入れたく無いだけの俺は
こう書かなきゃ駄目なんだと思った

ブログ書かなきゃ書かなきゃと思ってはいたのだけれど
こんなブログを書く日が来るなんて思っていなかった
はっきり言って
ぐわんぐわんのびよんびよんの
ぽんぽこぴーのぽんぽこなーで
自分の半身削がれて持ってかれたような感じ
この10日間位は一人でいる時もう何して良いか解らず
ただただ呆けている
多分俺はノブと柚木で出来ていた

前団体のあいでんてぃてぃから10年位一緒にやってきた

ノブがこの世界からいなくなる前日
病院に会いに行った
意識は無くて人工呼吸器で生かされてるノブに
色んな言葉をかけた
でもありがとうが言えなかった
それを言ったらもう終わりな気がして
ありがとうが言えなかった

「愛伝一家」

今やってるこの団体名は

前団体あいでんてぃてぃ
の
劇団ジャージを作る時

あいでんてぃてぃの
あいでんの所を漢字で愛伝にして

元々思考がヤンキーな俺とノブが
漫画ワーストの梅星一家
をパクってつけた

愛伝一家

その結果あいでんてぃてぃという劇団名すら入れなくていーや
という当初の劇団ジャージを作るというコンセプトから
著しく外れた謎のジャージが出来上がった

俺もノブも柚木も元劇団員達も現劇団員達も色んな現場で着ているから
目にした事もあるかと思う
それがあのジャージだ

劇団を解散して
しばらくしたら

秦野敦崇(愛伝一家)

というクレジットをノブが勝手に使うようになった
何を勝手な事しやがってとも思ったけれど
内心とても嬉しかった
去年のノブ主宰のソーダポップデブで
仕上がったチラシを見たら
俺と柚木にもついてた
何を勝手な事しやがってとも思ったけれど
んじゃぼちぼちやりますかってなった

俺と柚木とノブはもう言ってみれば
劉備、関羽、張飛とまでは格好良くいかないし
ラオウ、トキ、ケンシロウとまでもいかないし
でもまーだんご三兄弟みたいなもんで
前団体の解散時には最終的に3人ぽっちだったし
んじゃまーまた団体でもやるべかってなって
来年の3月にまた1から公演をする
その準備期間

はっきり言って受け入れたく無くて
性質の悪かろうがドッキリであれと何回も思った
でも受け入れなければいけない
本当に悲しくて悔しくて残念だけど
本当に悲しくて悔しくて残念に思ってるのは
俺じゃなくてノブだと思うから
そんなノブの分も俺等がやんなきゃ駄目なんだと思う

意思を継ぐ者がいれば
死人なんていない

この言葉を信じて
ノブが信じてくれた自分の力を信じて
仲間の力を信じて
あのジャージを着て
愛伝一家の看板背負って頑張るよ
愛伝一家の皆で頑張るよ
お芝居やり続けるよ
暇な時で良いから見守っててよ
本当にありがとう