最近あまり見なくなりましたが、仏壇屋さんのCMで

「おててのシワとシワを合わせて幸せ」
というものがあったのを覚えているでしょうか。
見ているこちらがほっこりするCMでしたが、やはり人が手を合わせる姿ほど微笑ましく、美しい姿はないと思います。
修行時代に、ご指導いただいた先生から、まず初めに教えられましたのは合掌の意味でありました。
「合わせる右手は仏様の手、左の手は自分の手であります。合わせると手のひらの中心が温かくなります。そこを掌(たなごころ)といい、自分の想いや念がこもって仏様に届くのだ」と教えていただきました。
合掌は、2つの手があい合わさって一つとなり、お互いに信じ合うことの大切さ、調和の世界を表しております。
誰もが互いに手を合わせあいながら、支え合いながら生きていける世界を共に作っていきましょう。                      合掌