今回のNegiccoは、前回に引き続きフェス。

芸人のやついいちろうさんがオーガナイズする「やついフェス」。

 

渋谷のライブハウス各所で、様々なアーティストを見ることができる。

ラインナップはかなり魅力的。Negicco以外の時間もかなり楽しそうだ。

「これはチャンス!」と思い、自分と似た趣味を持つ友達をネギファンに引き込むべく、誘ってみた。

「すげー!」と共感してくれたが、予定があるから行けないということでフラれた。

ライブの数日前、前夜祭みたいのをニコ動でやっていて、Nao☆ちゃんが芸人のギャグに足をバタバタさせ、お腹をおさえながら笑っていた。こんな風に腹を抱えて笑う人ほんとにいるんだなーと、とてもかわいかったのだが、その後、体調不調のため欠席というお知らせがあった。

残念! でも、まあしょうがない。

体調不良が続いていたNao☆ちゃんには回復に専念してもらい、かえぽんちゃでどんなステージを見せてくれるのか楽しみにすることにした。

やついフェス、今回ネギが出る初日だけ参加だったが、結論ファーストで言うと、めちゃくちゃ面白かった。

大人の文化祭という感じ。中高校のときの文化祭で輝けなかった人たちが、その後努力して、いま最高のパフォーマンスを見せてくれているような感じ。

Negiccoもそういう点は共通している感じがした。

フェスの会場にはオープニングの途中から入った。

最初は「なんだこりゃー、ゆるいなー」と思っていたけど、次の渋さ知らズオーケストラでガツンとやられた。フリージャズってなに?とほぼ知識はないのだが、普通の格好したおっさんたちがダラダラとステージに出てきて、その後、バッキバキの演奏をする姿はかなりかっこよかった。

渋さ知らズのあと、外に出てプラプラ。麻美ゆまなどをチラ見する。

ネギの開始30分前ぐらい前にメインの会場に戻り、going undergroudを見て待った。名前から硬派なイメージを持っていたが、意外に青春ポップなバンドなんだなと思った。

そしていよいよNegicco!

だが、このフェス、気になる点がひとつだけあった。どのアーティストのときも最初にやついさんの曲が流れ、アーティストが紹介され、ライブが始まるのだ。自分推しが強すぎて、途中からうんざりしてきた。

そのため、この日はいつもの出囃子「make up prelude」もなかったように記憶している。
 

今回、結構前のほうで見ることができた。出囃子もなかったのでふたりはトコトコとステージに出てきて、少しMCをしてステージが始まったように記憶している。

印象に残っているシーンは「自由に」の間奏で、ふたりが「Q」の人文字をつくるとき。

ステージ後方で、「Q」の片側をつくっているぽんちゃ。

しかし、かえぽは前方でニコニコ顔で突っ立っている。

お客さんが「かえぽ、後ろ!」と指差したのに気づいて、あわてて後ろにいったところがかわいかった。
 

あと印象的だったのは、またもや「圧倒的なスタイル」。

ぼくの左側がなんと外人女性だったのだ。

ラインダンスできんのか?とややうろたえたが、間奏に入ったら勢いで肩を組んで踊った。そして楽しかった。

 

でも、それより心に残っているのは、右側にいた恰幅の良いネギファンの男性だった。

ラインダンスが終わったあと、満面の笑みでハイタッチの手を差し出してくれた。嬉しくてこちらも「イェーイ!」とハイタッチした。ネギのライブは本当に楽しいなと思えた瞬間だった。

ライブ後、その人は「よかったらどうぞ」と言って、「矛盾」の1曲収録CDを手渡してくれた。そういえばこの頃ぼくはまだネギライトを持っていなかった。「いや、CD持ってるんでー」とこちらが言ってる間にそのかたはまた他の人に次々にCDを配っていた。決して押し付けがましくなく、なんだか爽やかだった。
Nao☆ちゃんがいないこともありこじんまりとした感じではあったが、楽しいライブだったなーという思い出である。

セトリが気になったのでほかのかたのサイトから参照してみました。

1.トリプル!ワンダーランド
2.自由に
3.SNSをぶっどばせ
4.圧倒的なスタイル
5.RELISH
6.恋のシャナナナ
7.ねぇバーディア

今見るとかなり良いセトリ! ぼくは、「トリプル!ワンダーランド」でのスタートをまだ体験したことがないと思っていたのだが、ここで体験していたとは。Tパレ感謝祭2015に近い盛り上がりが期待できる曲が並んでいるが、このときはまだ「恋のシャナナナ」のすごさにまだ気づいてなかったと思われる。

続いての危険日チャレンジデーもかえぽんちゃ登場だったが、その日はワンドリンク制でふだんあまり飲まないお酒を飲み、それがそのときに効いてきて、貧血のため無念の途中退散となった。

その後ちょっと休んだあとは自分のプラン通りに、サイプレス上野とロベルト吉野、マキタスポーツ、サニーデーサービスを見た。どれも素晴らしく良かった。

サイプレス上野とロベルト吉野は、アルバム「Melody Palette」の「ナターシア」で知り、もしかしたらネギでてくる?という期待もあり見に行ったのだが、サ上の見事なあおりと、ロ吉の超絶スクラッチングでグイグイ乗せられた。それまでDJって後ろでレコード回してるだけと思っていたのだが、ロ吉のスクラッチングを見てその役割を思い知らされた。腰に来るこのビートの感覚はまるで黒人のドラムやパーカッションみたいだった。横浜出身ということを知り、「ナターシア」でなぜ「新潟は夜の7時 横浜も夜の7時」なのかの意味も分かった。これに続く「じゃあ宇宙はいま何時 宇宙と書いて読み方はキミ」というラップがクールでこの曲も好きだ。後日、彼らのベスト盤(紅白)を借りて聴いて見たら、やはり良かった。「徘徊ブルース」という曲がとくに気に入っている。
Negiccoを聴き出してから、色々なアーティストを知ることができている。聴くものの幅が広がり音楽がまた楽しくなっている。

気になっていた東京女子流も、運良く最後の曲だけ見ることができた。アッパーなダンスビートの曲で、噂通りこれは確かにかっこいい!と思った。こちらも後日、ベスト盤を借りて聴いてみたが、その曲がおそらく「ヒマワリと星屑」という曲であったらしく、それ以外はなんだか80年代のフュージョンみたいに聴こえてピンと来なかった。

マキタスポーツは、1曲目で久保田利伸の「missing」を本域で歌いあげ、そのときは「あれれ、来るとこ間違ったかな」と思ったけど、そこを起点に不倫をテーマに究極の愛の形として4Pを提示するなど爆笑だった。

そしてサニーデイサービスである。昔から好きだったが、ライブを見るのは初めてだった。曽我部恵一のソロをフジロックで見たことはあり、そのときは大所帯のバンド編成で「魔法」などを演奏してくれてかなり気持ち良かった。しかし今回は3ピース、どんなステージになるのかなまったく読めなかった。短パンで登場した曽我部恵一は、山田孝之のようにも見えた。曲がはじまると、その瞬間からこれは良いぞと思った。「魔法」はさすがに3ピースではやらなかったけど「あじさい」をやったり、「スロウライダー」「さよなら!街の恋人たち」など、ベスト的な選曲で最高だった。演奏も、8畳ぐらいの狭いスタジオで3人が音をぶつけてる雰囲気でかなり熱いものを感じることができた。サニーデイといえばひ弱なドラムくんというイメージだったけど、「ドラム、パワフルでいいじゃん!」と思った。後ほど、オリジナルメンバーの彼は休業しており、サポートの人だったことを知って少し残念に思った。
かえぽがサニーデイのPVに出ていることも後日知った。かえぽはミュージシャンを愛し、ミュージシャンに愛されるシンガーなんだなーと思う。

 

 

「いちご畑でつかまえて」というと松田聖子にも、大瀧詠一作の同名曲があった。変てこりんな曲だったけど、好きだった。

サニーデイのあと、華原朋美〜エンデイングの途中まで見て帰った。

朋ちゃんは話が面白くて、楽しめた。でも「お待ちかねの” I’m proud ” やりますよ!」で、曲が始まったら、オリジナルのユーロビートではなく、オーケストラバージョンだった点は残念だった。「いやー、ほんといい曲ですよね」と曲が終わったあと朋ちゃんは言っていたけど、ほとんどの人はユーロビートで踊りたかったと思う。

ネギの話ではなくほぼやついフェスの話になったが、最高に楽しめた。2日目も面白そうだった。Negicco出演とともに今後も期待である。