【「トマテコシード」のメンバー】

 

 

 

 

 上田市の上田染谷丘高校軽音・フォーク班の3年生5人組バンド「トマテコシード」が「第9回全国高校軽音楽コンテスト」で準グランプリを獲得した。都道府県代表29組が出場した。

 同コンテストは、8月28日、全国高等学校軽音楽連盟が主催して東京府中市で開催した。

 

 10月31日に、山越弘校長とメンバー5人、顧問の池田誠司教諭が上田市の土屋陽一市長を表敬訪問し、喜びを報告した。
 

 同班は総勢82人。

仲間やジャンルに応じてバンドはいくつかあり、トマテコシードもその一つ。

 バンド名は「調理済みのトマト」という意味のスペイン語。大会ではメンバーの市川伸さんが作詞、作曲したオリジナル曲「LIFE」を演奏した。
 

 池田教諭は「バンドのアレンジ力が問われた大会だった。このバンドはバラエティーに富んでいて、びっくりするようなアレンジが評価された。県内では伊那北高校も出場したが準グランプリを長野県2校で獲得した。歴史に残る快挙」と喜びを語った。


 土屋市長は「素晴らしい賞を受賞しおめでとう。高校卒業後も友情を育んで、表現する機会を作ってもらいたい」と激励した。
 

 バンドリーダー・キーボードの宮坂歩さんは「この大会はレベルが高く、強いバンドが揃っているなか準グランプリという結果を出せたことは大変うれしい」。
 

 ボーカル・ギターの中村美蒼さんは「全国から素晴らしいバンドが集まっている大会だったので、まさか大きな賞をいただけるとは。楽しんで伝えたいと思う気持ちが審査員に伝わった」。
 

 ギターの市川さんは「楽曲を作る担当。自分で作った曲で大会に出て優勝することが高校に入学した時からの夢だった。全国大会では他校の演奏の表現の幅など素晴らしい世界を見ることができ、良い経験ができた」。
 

 ドラムの唐澤美優さんは「全国大会で、こんなにすごい賞をいただけるとは思ってみなかったので本当にうれしい。3年間の頑張りの結果が出せた」。
 

 ベースの岩﨑高宏さんは「高校に入った時はまさかこんな結果が出せるとは思わなかった。バンドの一員だったことがうれしい」と感想を話した。
 

 上田市ではメンバーの中村さんがデザインしたトマトを職員が手作りで缶バッジにしてプレゼントした。