【収獲したマツタケと児童】
【斜面に生えたマツタケを採取】
上田市の武石小学校6年生は24日、上田市武石財産区と共催で、マツタケ収穫体験学習を行った。
財産区や市職員がサポートし、平成11年からほぼ毎年行っている学習。
財産区のマツタケ山を小学校に開放。
児童が収穫を体験するとともに、収穫したマツタケを学校給食の食材に無償提供している。
今年は、6年生児童27人が対象。
例年は10月初旬に実施しているが、今回はマツタケの発生状況や学校行事の影響で実施日が10月下旬までずれ込んだ。
財産区や市職員によると、今シーズンのマツタケは、豊作だった昨年に比べると少なかった。
それでも、体験学習開催のため、十分な量を残したという。
児童は、足元に気を付けて山を歩き、斜面に生えたマツタケを丁寧に採取。
その後、香りをかぐなどして、よく観察していた。
総収穫量は77本7・2kg。
時期が遅かったため傘が開いた大きなマツタケが多かった。
2本収穫した木下葵さんは「おじいちゃんや先輩たちに、マツタケについて聞いたり見せてもらったりしたことがあり、この地域でたくさん採れることを知っていた。香りが良くて、おいしいと思う」と話した。
収穫したマツタケは来月、マツタケご飯として給食で提供される。
全児童約150人に加え、財産区や給食に地元野菜を納入する住民らを招き、みんなで味わうという。